これほどまでに表現力のある歌唱力がある人がいたでしょうか。特に低音域は女性として特異といってもいいくらいです(その点ではドリカムの吉田美和に通ずるものがあるような気がします)。また、決して低音一本でなく、軽い歌声を使え分けたりと多彩です。多分多くの方が知っている(教科書にも載っているくらいですからね)「sing」の明るくも伸びのある低音でのスタートの部分や、「super sutar」のなんともいえない切ないくらいの前半部分などは野太いまでの音域の使い方、それと対照的なカントリーの「ジャンバラヤ」やオールディーズ「プリーズミスターポストマン」の軽やかな歌唱。私が驚いたのが「マスカレード」。これはあのジョージ・ベンソンの名曲で、ソウルをそれも女性がオリジナルを上回って歌い上げたのはカレンの才能以外の何者でもありません。そしてこれらのカレンの魔法のような歌声を最大に引き出せたのは兄のリチャードがそれを知り尽くしていたからなのでしょう。カレンにとってのリチャードの選曲、編曲が完璧であることがアルバムを通して判ります(ちなみに、カレンの独唱を壊さない程度に出てくる、まるで前川清とクールファイブの関係のような(笑)リチャードの透き通った歌声も好きです)。彼らの代表曲「yesterday once more」はメロディとして抜きん出ていて私も大好きな曲ですが、カレンの音域の広さをあまり現していないのが少し残念。カーペンターズ二人の魅力が一番感じられるのが「愛のプレリュード」(We've Only Just Begun)で、囁くような始まりからリチャードとの掛け合いの中盤、ポップで軽快なサビと魅力満載です。カレンはご存知の通り今は帰らぬ人。とても残念です。それでも私の30年来の変らぬことのないお気に入り。
私も好きです~特に「yesterday once more」が大好きであります!
確か日本語の歌詞で「シン~グ~、うたおう~」とかいうむりやりな歌詞でした(笑)
やはりイエスタデーワンスモアが好きかな。いい曲です。
私は何といっても「Close to You」です。
私は知りませんねぇ~ シ~ング、シングァソ~ング・・・なんて。(爆)(爆)
思いっきり知ってるじゃないですか!(爆)