キャラバンを終えて①～アルバーゴ45・インプレッション

ここ数年のキャンプサイト作りの主流はＳＴとドームの組み合わせ。そしてその流れを汲んで登場したのが「ロッジドーム」。特にティエラの登場がエポックメイキングになったと思う。実は私としてはスクリーン系があまり好きではないので、ロッジドームも同様に手を出さなかったが、今年ちょっとしたひらめきがあり「アルバーゴ45」を購入した。数あるロッジドームからこれを選んだ理由は処々あるが、第1の決め手はそのスタイル。ロッジドームはどうしても機能性を求めると鈍重な感じになってしまうのだが、このアルバーゴはとにかくエッジが利いてとても格好がいい。その代わりスペースの制限（リビング、寝室とも最小スペース）、横風への弱さなどの欠点も出来てしまうのは仕方がない。しかしやはりそこはOGAWAキャンパル。細部まで工夫がしてあり、使い勝手は逆にMAXの造りだ。



スペースの問題に関しては、ヘキサタープとの連結といういわばオプション”張り出し”で解決(通称、「SAM連結(笑）」）してみた。アルバーゴのスタイルも損なうことがなく、むしろその連結がユニークで、他のサイトと差別化出来てなかなか良い。そしてアルバーゴを選んだ第2の決め手としては、その設営・撤収の早さ。これについては連泊した今回のキャラバンで証明できたと思う。決して簡単ではないが、基本的には複雑な構造ではないので、二人いれば設営15分、撤収10分で済む。むしろ普通のドームより早いくらいだ。これは連泊には大きな戦力になる。それでいて意外なほどコンパクト。話が反れるが、ロッジドームはキャンプ初心者にはあまりオススメできない。むしろある程度経験を積んだ人のほうが本当の使いこなし方が出来ると思う。私自身も約10年目で所持したわけだが、数年前だったらそのサイト展開などあまり気が廻らなかっただろう。なのでむやみにロッジドームに手を出さない方がいいと思う。とにかくまた新たなキャンプツールの「お気に入り」が出来た。