【日記】新型クロスビーが出た ～唯一無二のポジションを保ってほしい

出る、出るとは聞いていましたが、やっと発表になった新型クロスビー。

フルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジ。

ビッグに相応しく、相当な変更です。

パーツ交換ではなく造形そのものを変えてるわけですから、

いわばイメージチェンジですかね。

はっきりわかるほどフロントが角張りました。

ずんぐりむっくりがクロスビーのイメージでしたから、

かなり違うクルマに変身したかのよう。

見た目でいうとフランス車がドイツ車になったくらい変わってます。

これは旧型、私のと同型のクロスビー。

この特徴的な丸目ライトも大幅変更となり、

新型は上部がカットされたＵ型になっています。

これでもう「デカハスラー」と言われた揶揄は払拭ですね。

ブラックツートンというのもあり、今までよりかなりアウトドア化されています。

確かにブラックパーツが多くワイルドにはなったけど、

シルバー加飾がかなり減った分、街では映えなくはなっているかも。

なんとなくダイハツ寄りになった？？

Ｘの削り出しホイールはとてもオシャレ。

後部はテールランプを出っ張らせ、

シルバーの加飾ひ廃止したのでラギット感が増しています。

スポイラーも長くなった感じがします。

今回のデザイン変更、すごく一般評価が高いようです。

が、負け惜しみで言わしていただきますが（笑）、

一般ウケでなく、ある一定の人だけのウケるからこそのクロスビーだったのに、

慣れると案外「普通」なクルマになってしまうかもしれません。

インテリアも別のクルマになりました。

やはり加飾を減らし、ラギット感マシマシ。

これらデザインはともかく、今回本当のビッグチェンジはエンジンです。

1リッターターボから、1.2L自然吸気に大変更。

前者は欧州仕様のスイフトのエンジン、後者は現行の国内スイフトと同じ。

時代性もあっての燃費に振ったエンジンですね。

先ほどのデザインのことと同じように、

これもキャラクターをひとつ失ったんじゃないかと。

とはいえ、クロスビーオーナーとして今回のビッグマイナーは大歓迎です。

お茶を濁すレベルより、ここまでやってくれたなら。

前回のマイナーチェンジは正直半端で残念、魅力が落ちたと感じていたので。

ま、またまた自分のが古くなるから多少「チッ」とは思いはしますけど（笑）

確かに新型のほうが一般的にはキャンプシーンには映えるでしょうね。

でも、私はその「いかにも」という大多数意見がイヤなので（笑）、

どこかアウトドアが似合わない自分のクロスビーのが好みです。

そうしたいからこのクルマやこのカラーリングを選んだわけで。

タフト、ジムニーとかをサイトに置きたくはなかった。

新しいエンジンはなんとも分かりません。

きっと現行オーナーは「ターボをやめたのは理解できない」と感じるでしょうね。

私はクルマ遍歴でNAとターボ双方半々くらい、どちらの良さを知りつつ、

クロスビーのターボはといえば、あってもなくてもいい派です（笑）

確かに無かったら高速での非力にちょっと苦しむかなーとは実感してますが。

ただ・・軽量のクロスビーにこの現行ターボ、普段の道ではすごいです（笑）

びっくりします（笑）

むしろ「6AT」ですよ。

このクラスにおいて極めて特殊で、クロスビー動力性能における最大の魅力なわけで、

実際すごくスポーティなんです。

燃費向上は時代性だし、そこ、クロスビーに求められてないから仕方ないかな。

2年乗って自分のクロスビーでダメ出しすると、まず後部サス。

常用の乗り心地は全く問題ないし、コーナーはよく踏ん張るのに、

段差となったらその突き上げは軽トラなみのドスン。

あれば恐怖です。改良されたとは聞いてます。

あとはやっぱり高速での限界までの余裕かな。

今までが2.5水平対抗だったから、1Ｌとは世界が違いすぎて。

別に遅くはないけど、ずっと頑張ってる感があるんですよね。

取り回しは最高です。前がロングホイールベース車だったから、

今は軽自動車なみで本当にラクチン。

室内の広さも驚きですね。あと室内各所のスペース効率。

とにかくパッケージング、SUZUKIのそれは天才的です。

コンパクトなクルマ作りを世界一極めています。

ガンディーニに賞賛されたワゴンRに代表されるように。

クロスビーの立ち位置に似ていた車としてマツダ「ベリーサ」を思い描きます。

今のMAZDAデザインとは異なりますが、

日本車らしくない、クリーンな欧州車のようで、

全く比する車がありませんでした。とにかく上品。

完成されすぎて11年間モデルチェンジがなかったのがすごい。

クロスビーも今回ビッグマイナーを受けたものの、基本９年間変わらず。

ほぼ比較される車はありません。

これからも唯一無二のポジションを保ってほしいです。