町中華の象徴といえば三種の神器「ラーメン、チャーハン、餃子」
数多くの町中華を巡りながらそれぞれの、
これまでのスタンダードはどの店になるだろうとよく考えます。
スタンダードというのは、美味しすぎてもいけないし、無論不味いなんて論外。
だからとても一つに絞るのが難しい。
ラーメンに関しては特にそうです。
しかしチャーハンは自分の基準となる店があります。
それが我が町の稲毛にある老舗町中華「千番」。
もしかしたら・・あくまでももしかしたら、
北葉飯店同様に記憶の中になってしまうかも。
そうなって欲しくない、昭和町中華の典型。
歴史的建造物にしたいくらい。
ベテランが作ってくれるスタンダードな五目チャーハン。
玉子、ネギ、チャーシュー、ナルト。
実際には五目ではないけど(笑)、この際それはどうでもよし。
スタンダードなチャーハンであり得るにはこのスープが絶対。
ラーメンスープとは違う、みんな知っているあのチャーハンスープ。
これはそのど真ん中。
香ばしさがあり、チャーシューの味わいがあり、
そして大事なのはナルトとネギの香りです。
このバランスをしてスタンダードたり得ます。
パラパラとかはあまり関係ありません。
むしろベチャベチャではないにしろ、軽くしっとりくらいが最適。
町中華チャーハンは。
今回もごちそうさまでした。
電車では行きにくい場所、つまり町のみなさんが支えているシチュエーション、
それをして町中華というんだろうなぁと千番で改めて感じます。