乾麺そばメモ その⑦
小山製麺「そば通も呻る 八割そば 細打ち薮そば」です。
小山製麺はあまり馴染みがなく、東北のメーカーなんですね。
HPを見てみたらけっこうなそばアイテムがありました。
「そば通」が呻る・・
「蕎麦通」と書いたら「おびなた」じゃね?(笑)
いずれにしてもそば通ではないけど、ぜひ呻りたいものです。
過去の経験から、二八はだいたい期待外れにはなりません。
それにしたって何故に「薮そば」か。
「甘皮まで一緒挽いた」という部分をもってそうしてしているみたいですね。
確かにそういわれればそう。
よく薮そばは「緑がかった」といわれますが、決してそんなことないです。
上野薮なんかはこういう色味だし。
八割だからそば湯いけると思いきや、食塩があってダメ。
いちおう試してみたら、やはりしょっぱくてムリ。
出来上がりは極めて普通ですね。
で、口にしてみると、そば粉8割だけど割とツルっとしている感じ。
この細打ち感は神田やぶとか、池之端やぶ的な感じではなく、
色味同様、藪蕎麦としては上野薮の印象に近い気がします。
最初いつもの乾麺そば独特のモゴっという感触はありましたが、
食べ進むにつれてどんどん気にならなくなっていきます。
むしろ喉越しはいいし、香り、風味も悪くないし、これはなかなかです。
いくら食べてもダレない。ダメなそばは後半が本当に辛いですから。
なんだろう、そば粉の甘みがしっかりしていてる。
薮そばらしいかどうかはあんまりわからないけど、
これはけっこう呻ったかな(笑)
というか、事前ちょっと侮っていた、むしろ感心しましたね。
そば湯が取れたらもっと呻れたのに(笑)