乾麺そばメモ その④
はくばく「霧しな 元祖乱れづくり 木曽路御岳そば」です。
スーパーの定番であり、小諸七兵衛と人気を二分する干しそばです。
私もかなりの愛用品として常備しています。
とにかく食感がユニーク。その点では唯一無二かも。
販売は山梨の「はくばく」なんですが、
製造が長野県木曽は開田高原の「霧しな」。
開田高原、私の思い出の地の一つ。
なんども行きました。
日本有数の冷涼な地で、そば作りには最適な場所だと地元の方から聞いていました。
「これ、本当に美味しいから」と詰め合わせをくださり、
その中に入っていたのが実はこの木曽御岳そばだったのです。
それ以来すっかりファンになりました。
ただ、そのへんでも売ってるとは知らずで(笑)
「元祖乱れづくり」
乱れながら作ってる?(笑)
そうではなく乱切りの意味ですよね。
太さが違うのがもちろん、
小諸七兵衛同様ウェーブもかかっています。
そばを洗っているときからもう手触りの違いをはっきり感じます。
さすがにそば粉十割とかではないので香りプンプンとはいきません。
でも適度な香りはあるのでこれで十分。
乱れづくりは十分に効果を発揮。
太麺が香り、細麺がツルっと、この両方が実にいいコンビネーションと感じます。
特筆すべきはモチモチ食感。
乾麺のそばでこんなにモチモチしているものは他にありません。
表現としてそばというよりうどんに近いくらい。
このモチモチ感がもたらしてくれるのは、
乾麺のそばにありがちなあのパサッとした食感を消してくれていること。
これはかなり革命的じゃないかな。
お店のそばとしてブラインドで出されたら最初分からないも。
乾麺そばの傑作と言ってもいいんじゃないでしょうか。