愛車である「SUBARU OUTBACK L.L.bean edition」と明日お別れをします。
本当であればずっとずっと手元に置いておきたかった、が本心です。
しかしながらこの歳での経済的なこと、その他諸々の条件で
普通車2台持ちはもう限界でした。
先週車検満了が来たことをもって明日手放すことにしました。
家族と、そして私の人生を20年支えてきてくれたこのOUTBACK。
歴代でこんなに長く乗った車はありません。
そして、インプレッサ以来7台のSUBARU歴も、これでいったん途切れます。
最後のロングドライブは山梨県の南アルプス。
この日は娘と二人で出かけました。
いい天気で本当に気持ちのいいドライブでした。
ボクサーサウンド、最高です。

本当はこのドライブの後、もう一つのロングドライブを予定していました。
それは家族全員で行く「お伊勢参り」。
しかし、この山梨ドライブののち、コロナにかかってしまい・・
往復1000km。水平対向エンジンを回して行きたかった・・・
心残りです。

EJエンジン。EJ25。
日本の主力はEJ20ですけど、北米の主力はこのEJ25。
ぐわーッと回るエンジンではなかったけど、とにかく「ジェントル」。
こんなオトナな味付けは他のSUBARUになかったんじゃないのかな、と。
数回EJ20のレガシイを運転することがありましたが全然違いました。
私は年齢的にもこのEJ25のフィーリングがピッタリ。
それにL.L.bean editionということにピッタリ。

大型のフォグも雰囲気がありました。
当然私はイエローバルブに変えています。
そして、 L.L.bean editionだけが許されたこのツートン。
特にこのグリーンは、近年流行りのカーキ色が登場するまで、
最もアウトドア感が強く感じられるカラーだった気がします。
「おい、おい、そんなカラーじゃアウトドアじゃないだろ」
と他人の車を見て心でつぶやくのが密かな私の楽しみでした(笑)
極々たまーにキャンプ場へのアプローチで、
数100メートルだけ砂利道や未舗装があるんですけど、
まぁさすがSUBARU、すごかったですね。
それに不思議なことにあんな凸凹のが乗り心地がいいと言いう(笑)
全く別のOUTBACKの顔をみました。

SUBARUお得意の等長等爆。
対象にこだわるそのらしさ。
ところが、、、、バックランプとバックフォグは左右非対称。
他のモデルにもそれが近年まであり、実に不思議でした。
意味があるんだかないのかわからない、妙なこだわりもむしろSUBARUです。

SUBARUに乗り続けた中で、
まさかSUBARU本社との方々と交流をすることができ、
ましてやお仕事も一緒にさせていただくことができたこと。
自身の人生の中で大変大きな思い出です。
本社様はもちろん、このクルマのディーラー様とも。
SUBARUを愛し、そしてSUBARUの歴史が好きで、
SUBARUという「星の名前のメーカー」に出会えたこと。
運命的な出会いだと思っています。
これははっきりと自慢できますが、
SUBARUと星に関するストーリーテリングは今でも日本一だと自負しています。

最後のドライブは、佐原から千葉の実家へ。
このクルマでどれだけ東関道と京葉道路を走っただろうか。
家に帰ったら「これが最後だから」と家族とミニドライブ。
車庫に入れ、最後の切り終えた時、
脱力感というか、違った意味でも安堵感というか。
約20年、無事だったことへの感謝の念にしばらく感じ入っていました。

MOMOのステアリング。
MOMOなんだけどウッドがあり、まるでナルディみたい。
この感触は他のレガシイにはないもの。

THULE LAPPLAND。
今はもうないモデルですけど、当時はいちばんバタ臭かったキャリアでした。
というより、SUBARUさんがこれを使ってOUTBACKの広告を出していたので、
積載が当たり前だと思っていました(笑)
前半10年、ファミリーキャンプを支えてくれたアイテム。
これは自画自賛ではなく、このクルマのスタイルは今でも通じます。
つまり母体となった4代目レガシイが本当にいいクルマでした。
まるで砲弾のように流れるシャープなデザイン。
そして特徴的なサッシュレス。SUBARU最後の。
もしそうでなかったらこのシュッとした感じにはならなかったでしょう。

L.L.bean edition を選んだということもあり、
当時、いまはもうないL.L.bean edition 吉祥本店をすぐ訪問したのを思いまします。
まだ実車を見たことあないスタッフばかりで、
みんなゾロゾロと店外に出てきて嘗め回すように見られました(笑)
クルマというのはその人を表しているもの、私はそう考えます。
なにを選んでいるかで、その人の、その時をよく表しています。
まるでブリア・サヴァランの名言
「どんなものを食べているかを言ってみたまえ。
君がどんな人であるかを言い当ててみせよう。」
のように。
なので私の20年はOUTBACKそのもの。
だから手放すこと、乗り換えることができなかったと思います。
今、新たなクルマSUZUKI XBEEが手元にあり、
これを手にしたのも、還暦を過ぎ自身の生活感が変わったからです。
OUTBACKととともに40代、50代のマイヒストリーの終止符です。
余韻として残ってもらっていたこの1年がここで終わり、
今週引き取られていきます。
本当にありがとう、
そしてお疲れ様。
私のOUTBACK。

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