久々のS&B「噂の名店」シリーズ。
麹町 AJANTA 「骨付きチキンカレー 鮮烈な辛口」です。
先に言ってしまうと、恐れ入りました、です。
さすがS&B、妥協のない再現力というか、
実際にはそのままではないので「再編力」ですね。
エリックサウス同様に見事すぎます。
AJANTAは今から40年以上前初訪問のころには名店といわれており、
赤坂のモティ、青山サムラート、六本木のタージマハルと肩を並べていました。
チキンカレーは当時からの名品。
先の3店はインド料理のカリーで、アジャンタはデリーに近い感じだったかな。
香りで、これはイケると思わしてくれますね。
このスパイス使いはAJANTAであり、S&Bだからこそでしょう。
骨付きが一本。
さすがにお店のようにはいけませんが、
イメージの再現性にはいいと思います。
まだ食べてはいないですが、
最近のレトルトカレーは正直すごい。
例えばラーメンはどうやっても名店の見た目の再現はムリだけど、
カレーは並べられてもまずわからないのでは?
普段はしないけどなんとなく置いてみたかった目玉焼き。
これで親子カレー(笑)
やはり思った通り素晴らしい。
やり過ぎでもなく、やらなさ過ぎずではなく、レトルトとして。
言い換えれば、店以上の味ではないが、店のカレーを充分感じさせる、です。
さらに別な言い方をすれば、インド料理的だが、カレーライスでもある。
とにかくスパイス感がいい。コリアンダー、カルダモンの香り、
そして唐辛子のダイレクトな辛さ。
400円以下でこの世界観を楽しめるのだから現在のレトルトレベルはすごすぎます。
「玉子を溶かすとマイルドになる」とかいうけど、それは勝手なイメージで、
合う場合もあるし、殺してしまう場合もあり。
今日は後者でした。スパイス感をぶち壊し。
失敗です(笑)
この骨付きチキンもよく調理されていて、
このスパイスカレーのいいアクセントとして存在感があります。
しかしS&Bのスパイス系への妥協のなさはすごいと思います。
となるとスパイスの対局みたいな、同じく名店シリーズ
「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」が気になってしょうがない。