【日記】昔々の、テキ屋さん経験

人生経験ってさまざまたくさんあると思いますが、私の強い記憶に残っているのが「テキ屋」さんバイトの3年間。

なかなか出来ない経験をしたなと今でもしっかり記憶に残っています。

バイト先は荒川区町屋。

高校の先輩から引き継ぐ？伝統があり（笑）、始めたらとにかくハマってしまいました。

荒川区周辺の神社はもちろん、神田明神、湯島天神、足立区、果ては春日部、越谷、

一番びっくりしたのはホテルニューオータニ（笑）

神田明神がいちばん多かったかなー。

ある意味その年頃としてはとても濃い社会経験をしたかもしれません。

祭りというと夏のイメージが強くありますが、実際多いのは秋。

一番の稼ぎ時だったのを思い出します。

あんず飴、まぁやりましたね。

このアタリで複数本という昔から普通で、親方には「遠慮なく複数出せ」とよく言われました。

それはなんと「バズれば噂が噂を呼びどんどん客が来る」というマーケティング理論なんです。

今から40年以上前、バズ理論も、マーケティング理論もないときにですよ。

これだけではなく、テキ屋さんたちは実践経験とコスト計算がめちゃくちゃ出来ている最強のマーケターなんです。

あの頃毎日それを学んでいました。

お好み焼きもやったなぁ。

けっこうこれが好きで、たぶんその後料理好きになる目覚め的な経験だったかも。

今はなくなりましたが、昔思い切りふくらし粉を入れた100円のお好み焼きっていうのがありました。

覚えている人いるかなぁ。。。

たこ焼きは技術がいるのでなかなか親方から「やっていいぞ」と言ってくれませんでしたね。

バイトはじめて3年目、任された時はうれしかったなぁ。

いちばん体力がいるのはこれです。

金魚すくいもやりました。これも面白かったなぁ。

ポイの固さが場所と日によって違うという衝撃的な事実（笑）

※今はそんなことはありません。当時の数十年の前の話です。

射的はやったことがない！

というか、かたくなに親方はやらせてくれませんでした。

なんかあったのかな？？（笑）

なんだろう、ここで「実業」というものを多く学べたのだと思います。

ある意味、ひとつの店舗を任される店主の経験もしたわけですし。

今でもこのテキ屋さんで覚えたことは生きています。

対面でお客さんと向き合い、コミュニケーションをとり、

そのお客さんを楽しませ、そしてお代をいただく。

商売の基本は変わりません。

さぁ、今週は佐原の秋祭り。楽しみです。