関東人の私なのに「カレーに玉子」は子供のころから知っていました。
やたら兄がそれをやっていて、もっと言えばカレーにウスターソースも。
正直なんでだろう??と真似することなくいましたが・・
今から約40年前の20歳過ぎ、大阪に初めて来たときに、
この難波の自由軒に入ってめちゃくちゃ驚いたことを思い出します。
「そういうことだったのか(その流儀がここにあったのか)」と。
当時はネット社会じゃないので、知らないことは知らない、
知らないことは実体験で知る、そういうことがおもしろかったですけどね。
その後何度も訪れてはいたので今さらの驚きはないけど、
逆にお店を「新しくしない」というのがすごいと思いますね。
自由軒=カレー店ではない(笑)、洋食店。
美味しそうではあるけど、関東人が大阪で食べるメニューではないな。
へー、カレー付きなんていうのがあるんだ。
今日はそこまでお腹は空いてないかな。
ということで、安定のこの二つからにしよう。
「だれやねん!」とイチオウツッコんでおきます(笑)
こういうパネルを絶対置いていないのが東京・・
いや、すしざんまいの社長がいたな(笑)
「大衆洋食」
この言い方もトラディショナル。
変わってないなぁ。
そう感じるだけ?実は変わってる?
イメージを変えずにきれいにはなってる??
フォークナイフの絵柄にスプーンが乗ってる。
ちょっとしたシャレかも(笑)
ですよね。
名物カレー。
今考えたら、当時これを目のまえにしたときは衝撃だったなぁ。
「カレーに玉子」
完全にカレーの常識が変わりました。
今ではもう常識中の常識になりましたが。
今ではなんでもないかもしれないけど、
当時としてはけっこうなスパイシーだなと思いましたね。
いわゆるヤミツキになりそうな味。
カレーにソース。
カレーにはしょう油だという人もいますが、
アンパンはこしあんとともに譲れないです(笑)
3つめの味。
さらにまたソースをかけて3回目の味変。
楽しいですよね、自由軒のカレー。
カレーではあるけど、自由軒の名物カレーはその範疇にいれるのは正しくない、
そんなふうに感じてしまいます。
一番しっくりくるのは「混ぜカレー」なんでしょうが、
ぜんば自由軒とのことから死んでも言わないでしょうね(苦笑)
レトルトだけど調理が必要(笑)、
他いそういうレトルトカレーはないでしょうね。
この先大阪に行くことはあるでしょうけど、
もしかしたらこの日の名物カレーは”最後”だったかもしれません。
この年齢になりそういう思いを強くしているので、
常に「これが最後」として頭に刻んでいます。
このブログに書き記しておけば心の中でいつでも「反芻」できるので。