今日、明日、スコットランドのネス湖で、
なんと半世紀ぶりになるネッシーの大捜索が行われるそうです。
なぜ今なのかはよくわかりませんが、ちょっとした話題になっています。
おそらく決め手は「ドローン」を駆使できるタイミングというのもあるでしょう。
観光的にも大きな貢献になるでしょうし、世界の不思議マニアたちは狂気しているでしょうね。
私はネッシーはいると信じている派です(笑)
いや、いてほしいと願う派、ということですかね。
以前とは大きく考え方が変わりました。
それは星のソムリエなどで、星や宇宙のことに触れる機会があればあるほど、
自然科学での物事の否定に何の意味もの無いとすっかり飲み込めるようになってしまったからです。
無いものがあるようになる、そんなことが毎日のように宇宙で続いています。
だったらネス湖にネッシーがいてなにがわるい(笑)
まぁそれはいいのですが、ネッシーといえば「泳ぐなネッシー」です。
稀代のロックバンド、日本ロックのマスターピース「四人囃子」の2枚目のアルバム
「ゴールデンピクニックス」のなかにある名曲中の名曲。
ネッシー探索再開の今、今一度耳を傾けると実に赴き深い。
これこそ半世紀前に出来た曲であることにただただ驚くしかありません。
作曲はお亡くなりになった坂下秀実さん。
四人囃子の初期メンバーでキーボード奏者。
どちらかといえばバンドのなかにあってバイプレーヤーではあるけれど、
この「泳ぐなネッシー」で大爆発。
ストーリー性を展開する11分にわたる長い曲の構成力と
そしてメインメロディの美しさ。
エンディングにおける森園の情熱的なギターの盛り上がり。
四人囃子、ここに極まれりという大作でした。
ほぼ同時期にクイーンのロックオペラ「ボヘミアンラプソディー」があるのを考えると、
当時日本にもロック組曲が完成されていたなんて、
思えばめちゃくちゃすごいことです。
で、その歌詞ですね。末松康生の作詞。
ネッシーに興じる人間を、違う目で眺める歌詞。
「ほら かすかに聞こえるだろう 鉄のニオイの足音を プラスティックの笑い声が」
「その丸いかわいい目を今開けちゃいけないよ
暗闇でも水はやさしい」
ネッシーはいると信じているけど、
どうか今週末だけは目をつむって眠っていてほしい。