いわば私の地元ともいっていいJR総武線「新検見川駅」、
もしくは京成線「検見川駅」で、
日本中に名を馳せるようなものはさすがにない(笑)と思いきや、
それが一つだけあるんですよ。
「印度料理 シタール」
なんで全国区かといえば、ご存知ハウスの「選ばれし人気店」レトルトの一つで、
そうなれば日本全国のスーパーに並んでいるからです。
検見川周辺の快挙ですね(笑)
私がこの千葉市に引っ越してきたときにはすでにあり、
さすがにここまでの名店ではなく、いわゆる町の評判インド料理店、
そんな感じでした。
ただ、ちょっと特別美味しかったのは間違いないです。
その当時はけっこう通ったんだけど、
逆に人気店として火が点いてからはすっかりいかなくなってしまいました。
なんだろう、遠い存在になってしまったというか、、、大袈裟か(笑)
まぁ、地元の人は「ガガル」派のが多かったりもするし。我が家もそう。
そこで、実に10年以上ぶりに行ってきましたよ、シタールに!
京成線「検見川駅」前。
実を言うと、私の父はこの検見川という場所に戦争当時いまして、
「検見川連隊」に所属していたと聞いたことがあります。
あの謎過ぎる「検見川送信所」を知っていたらしいです。
そんなことは引っ越すまで知らず、縁というのは不思議なものです。
実は、実は、隠れた全国区の文化遺産があるのです。
それが「廣徳院」というお寺。
なんと、なんと、
あの吉田拓郎が、爆発的人気で世に出る前に(広島から上京直後)、
このお寺に住み込み、日々曲作りに励んでいたというのです。
ここら辺がどうも仮住まいの部屋だったみたいですね。
乗り越えた窓はこれか??(笑)
このお寺は目と鼻の先。
もし、60代アッパーの方がシタールを目指して遠くから来たのなら、
検見川神社はもちろんのこと、この「廣徳院」を詣でてほしいですね。
吉田拓郎に傾倒していた人は数知れずいるはずだから。
で、シタールです。
廣徳院とは1分も離れていません。
検見川駅からなら5分かな。新検見川駅からだと12~3分。
それにしたって大きくなりました、お店が。
倍にはなったでしょう。
日本全国から向かい入れるには十分な大きさ。
観光バスが停まっても受け入れ可能じゃないかと(笑)
10時半開店前の10時15分。すでに並んでますし、4組名前が書かれていました。
なんでもない平日に、ですよ(笑)
そういう状況が続いているからなんでしょうが、
お冷、おしぼりまで置いてあるホスピタリティ。
冷風機も。
今のうちにメニューを見ておきましょう。
いわゆるフルセットがこれでしょうけど、
じっさいそんなにはバカ高くはないですね。
おひとりさまメニューか(笑)
ということで、シンプルに平日昼限定「シタールランチセット」にします。
注目したのはお米を選べるという点。
10時半、開店です。
これはお店が広くなった。
以前の倍、いや、3倍かな。
おひとりさまはカウンターへ(笑)
入って右奥に厨房。
昔は全く逆側にあった気がする。
まずはラッサムスープ。
これ、これです。
私がアチャールにドはまりしたのは、シタールのこれをいただいてから。
このマンゴーチャツネもそう。
バターチキンとキーマカレー。
バターチキンは今やシタールの代名詞ですから、
これを選択しないわけにはいきません。
そして、バスマティライス。
以前のシタールではバターチキンをそんなには食べていなかったかも。
バターチキンが注目されたのはここ10年とかそんなもんですよね。
ダールかキーマかめちゃくちゃ迷ったのですが、
甘口かぶりを避けてキーマにしました。
ではバターチキンから。
・・・・ははは、さすがとしか言いようがないですね。
よくあるバターチキン、それらとは違いますね(笑)
ここまでしっかりバターを活かしきって初めてバターチキンと言えるでしょう。
これはシタール名物になって当たり前。
そして、今日初めてあることに気が付きました。
私は従来からバターチキンとライスは絶対に合わない、
そう確信をしていたんですが、
それは「日本米だからだった」と今日理解できました。
バスマティライスには抜群に合うじゃないですか!
粘りのある日本米と全く違い、
このボソッとしたお米はカレー自体を吸わないから、
日本米のような味の相殺がありません。
なんだ、そういうことだったのか。。。
キーマがバスマティライスに合うのは当然。
いい感じでカルダモンを中心としたスパイスが効いている、
日本式キーマカレーとは全然違う、純インド式です。
シタールの実力、すばらしい。
そして、そして、これ。
たまらなく美味しいアチャール。
このランチの特徴は、
お代わりごはんが「日本米半分」となっていること。
あ、やっぱり。
日本米に全然合いませんね。
粘りもそうだし、日本米のあの香りがバターチキンのよさをダメにしています。
キーマのほうはその強めのスパイスと、やや辛口なので、
それらが邪魔されることなく、相性は悪くないです。
だったら、みんな混ぜちゃえ!(笑)
おお、いいですね。
カレービビンバみたい(笑)
デザートのマンゴープリン。
知りませんでしたが、奥にこんな待合室があるんですね。
夏はもちろんだけど、冬は外でとても待ってられないでしょうから。
これはありがたい気づかいです。
そして、確かこの場所こそ昔の厨房があったところだと思います。
42周年!!!
私がこの地に引っ越して約30年ですから、
それよりも全然早くスタートが切られていたんだ。
事実、今思い返せばそれなりに時間を経た店だったのを記憶しています。
そうそう!この風景です。
厨房は向かって左。まさにこれ。
ここまでの人気店になるとは思っていなかったなぁ。
「シタール」が置いてあります。
シタールとはインドの楽器で、
私がシタールを具体的に知ったのはジョージハリスン。
いきなり?インド音楽に傾倒してしまい当時びっくりしました。
ちゃんと置いてあるじゃやないか(笑)
あのアジャンタ出身だというのは有名な話。
当初からそうだと知っていました。
なので、なんで検見川に店を出したのか余計に不思議な気がしていました。
十数年ぶりに訪れて、毎日大行列なのもわかります。
ここが日本一だ、千葉で一番だ、そんなことは言いませんけど、
ここまで来ることが無駄になるような店ではありません。
地元の人間からしてみたら、
これだけ外からくれば使いにくいお店ではあるものの、
これほどの人気店が地元にあるだけでも鼻が高い気持ちになります。
全国区が他にないから(笑)
本来ならそういってもいい「蓬莱軒」があったのですが、
本当に惜しいことに閉店してしまったので、
もう残されたのはシタールだけ。
よく知らなかったのが駐車場のこと。
これだけ人が来るのだから駐車場に困るだろうと。
この付近を走ることはあるけど駐車場を見たことがない。
・・・そんなところにあるのか!!
まず通り向かいに3台分。
これで足りるわけはない。
歩いて3分。
こんなところに業務倉庫。
知らなかったなぁ。
そうか、ここに駐車場が。
10数台行けますね。
ほんと、知らなかった(笑)
実はもう一つ、私にとって謎の店があり、それがこの和菓子の店「河内屋」。
開店しているときに逢ったことがない(笑)
今日はやってる!
もうお腹いっぱいだから、残念ながら今回はスルー。