
なかなか茨城県の町中華をめぐることができていません。
現在千葉と香取の2拠点生活となったので、
この先は茨城を開拓することもできるなぁと期待しています。
さて、その最初は茨城県北相馬郡利根町にある「中華料理 栄来軒」です。
北相馬郡利根町といわれてもそれは何処?って感じですよね(笑)
茨城県ではありますが、手賀沼と印旛沼の中間地点といった感じですかね。
行ってもみたらなかなかの町の人気店でした。

まぁのんびりとしたところにあります。
町というより、田園の中の、というかんじでしょうか。

店構えは立派です。
と同時に、町中華!っていう雰囲気が漂っています。

なんと、すぐに入れません。
私の前にタクシーの運転手さんが3人。
結局30分待ちました。
もうちょっとうまくやれれば回転が上がるでしょう。
相席をさせず、1席1グループと決められていて、
4人でも1人でも1テーブルずつの空き待ちというナゾなルール。
でもフロアを仕切る高齢のお母さんだから仕方ないか。。。

お店の中はいわゆるこぎれいな感じ。
狭苦しくなくていいですね。

ラーメン550円、チャーシューメン800円、カツ丼850円。
この時代に立派です。

中華だけどサバの味噌煮定食があるのがいかにもローカル。
セットメニューがすべて1100円シバリなのが笑っちゃいます(笑)

きょうはあったらで心に決めていたのがラーメン+チャーハン。
初めての店舗はできるだけ3種の神器から。

厨房からご主人のイライラが聞こえてきます(笑)
町中華ではよくあります。
家族だから言えちゃうんですよね、強く。
特に母、息子さんの場合が。

焼飯セット。
あくまでも焼飯(チャーハン)が主役で、ラーメンが脇役。
そうは見えませんが(笑)

くりかえしなりますが、あくまでもこの焼飯に・・

このラーメンがセットです。
冷静に見たら「ラーメン+チャーハン」だけど(笑)

俄然、存在感があるラーメン。
ワカメではなく青味だというのがまずよし。
そしてネギの散らし方が秀逸。

それではまずラーメンを。
うん、これです、この味です。
化調がどうとかはどうでもよく、
このシンプルで普遍的な味でなければ町中華ではありません。
この一杯の特徴としては、やや「しょっぱ」系。
でも私の好みの中としてはかなり評価が高いラーメンです。

麺もベストなチョイス。
このラーメンは好きだなぁ。
かなりドストライク。

そして焼飯。
どうも調子が出ないので以下チャーハン(笑)

これまたややしょっぱ系で、
塩チャーハンではなくしょう油チャーハン。
この大きなチャーシューが効いていますね。
これがしょっぱさを呼んでいるかもしれません。
きっとこの味が好きな人は多いはず。

お客さんは見渡すとほぼワーカー。
だからこその濃い味なのかもしれません。

チャーハンもラーメンもこのチャーシューが味の核になっている、
そういってもいいでしょう。
このチャーシューは美味しいので、チャーシューメンのチョイスもよさそう。

大変ごちそうさまでした。
チャーハンもほぼ1人前なのでお腹いっぱいになれました。

オペレーションうんうんはなくないですが、
ローカルな町中華でそれを言うほどのことでもないし、
そのへんは昭和世代のご愛敬くらいに思えばいいかな。

またまた満車満員。

「栄来」栄えて、来る。
その名の通りの町中華。

茨城まで来ると町中華の風情が増すのがいい。