
雰囲気に惹かれて入ってみると、、、期待通りの町中華でした。
美味しいラーメン、美味しい餃子。
それがあったらもう間違いない。
千葉県館山市八幡にある「中華料理 石鍋飯店」。
そして、やはりここは房総。
房総の味のラーメンです。
いわゆる街道沿い。
そして当然町中華たる、町中。
館山駅からは思ったほど遠くはなく車で数分。
このたたずまいを見てしまったら通りすぎるわけにはいきません。
赤の内装ではないけどローカルな食堂っぽくていい感じ。
奥の小上がりとかで夜なんか地元の方の宴会があるんだろうなぁ。
厨房にいらっしゃったのはベテランのお父さんとおそらくその娘さんかな。
私はテーブルに着席。
なんとなんと「町中華で飲ろうぜ」登場店だったのですね。
レポーターは高田秋ちゃん。
私は・・秋ちゃん派です(笑)
こちらはバス旅の太川陽介さん。
なにげにテレビ登場店なんですね。
さてさて、どうしようか。
こういう場所だから意外な「アジフライライス」の選択もアリかも。
あ、テーブルにもメニューが(笑)
何を食べてもおいしい予感。
何の根拠もないけど、町中華をめぐっているとなぜかわかるんです。
おっと見逃すところだった。
もう14時過ぎで、夕食との時間も近いから、
ワンタンメン+このセットメニューにしよう。
おススメはうま煮そばっぽいですね。
「カラレバ」=レバーのから揚げもうまいだろうなぁ。
!!!!
タマネギトッピングがある。
やはりこういう町中華にも「房総ラーメン」の血統が!!
いいワンタンメンの図です。
セットにしたのはギョウザ3個。
スープの色からしてもしや・・・
このキリっとした生醤油のたちかた。
やはりまさしく房総ラーメンの味です。
そのしょう油を塩梅しているのが薬味のタマネギの甘さ。
まさか町中華で房総ラーメンに出会うとは。
しかし考えてみたらそれはごく自然なことなのかも。
別に竹岡式にこだわることなく、一般的なラーメンの地域的伝統なんでしょう。
麺もまさしくそう。
同じ仕入先じゃないかと思うほど房総ラーメンの店に似ています。
すこし時間が経つとワンタンにも味が染みていい感じ。
ワンタンメンにしてよかった。
町中華で房総のラーメンが味わえるなんて思ってもいなかったので、
そのうれしさでどんどん食が進みます。
メンマもしっかり味が染みているし(細切りじゃないところは房総式ではないけど)、
チャーシューもしっかりとした味付けでグッド。
実にいいラーメンだ。
ただし、この味が好きかどうか、
房総のラーメンがこういうものだと認識しているかどうかで
第1印象が変わってくるかもしれません。
おっと、ギョウザを忘れていた。
いい照りだ。
それにニンニクの香りがいい。
うん、これはいける。
かなりニンニクがガツンとくるし、野菜の甘味もしっかり。
私の大好きな味。お気に入りになりました。
たいへんごちそうさまでした!
よかった、ここにきて。
さりげなく入った町中華だけど、思わぬ発見に出会えたし。
気になっていたのは器の「八幡 富田飯店」の表記。
どうもこのお店の前身らしいですね。
理由はわかりませんがこの「石鍋飯店」がお店を引き継いだようです。
「ラビット」「ハムスター」て(笑)
それぞれ「揚げワンタン」「揚げギョウザ」ということらしく、
お客さんが勝手に呼んでいた愛称なんだと教えてくれました。
ああ、なるほど「石鍋」と「富田」が交換されたと思わしき跡がありますね。