本日、おかげさまで還暦を迎えました。
毎年あまり意識をした誕生日を過ごさない私でも、
還暦を迎えるに当たってはさまざまな想いが募ります。
言葉通り「もう一度生まれ変わって出直す」
そんな気持ちが強まっているかもしれません。
本当に生まれ変わることはできないにしろ、
とにかく「リセット」します!
リセットし、新しい一歩を踏み出す。
今日「この一歩から」再スタートしていきます!
伊能忠敬先生。
千葉県香取市。
「新しい一歩」はそれに相応しいこの地から始めることにしました。
すでに暮らしはスタートさせ、3月21日に向かって鋭意、整理と準備の毎日です。
先生は大日本沿海輿地全図であまりにも有名ですが、本来の職責は「天文方」。
この象限儀で各地の恒星の天測(天体観測)が行われたました。
星の大先生ゆかりの土地で新たな人生を踏み出すこともなにかの縁でしょう、きっと。
振り返れば今まで生き急ぎすぎたかもしれません。
このブログもある意味そうで、
とにかく毎日毎日長文アップのルーティンを崩さずにここまできました。
それはそれで違った意味で私のなかでの一歩一歩であったわけで、
自分たる存在を維持するアイデンティティとして極めて大事にしていました。
ズボラで気分屋の自分でも、これだけはなんとしても意地で貫くんだと。
しかし還暦を機に、もうそこまで頑なにならず、
もっとマイペースで、気楽にゆるりとやってみようという気になっています。
毎日毎日ではなくとも、気分が乗ったその時々の素直な発信をすればいいと。
一歩というよりも、立ち止まったり「ほんの半歩だって」いいんだと。
同時に変えるものはむしろ大胆に変えたい。
職場、住まい、睡眠時間、食生活、運動、ネット生活、さらにはクルマ。
キャンプへのアプローチも、
もっともっと「シニアらしい」スタイルに変えてしまってもいいかも。
伊能忠敬先生は還暦のとき、第4次測量から第5次の途中でした。
つまり現役バリバリ。
江戸時代の60歳で日本中を自分の足で巡り歩いて活力は信じられないことです。
その静かなるバイタリティはこれからの自分のあるべき姿を示してくれているよう。
人生の歩みとしては生き急がない一歩一歩を心掛けながら、
逆に突き詰めた着実な一歩にしていきたいと思います。
伊能忠敬先生は人生指標の師ないっぽう、今の私の本当の先生は「若い人」です。
若い人にこそ教わるべきことがたくさんあります。
人生の先輩ぶって偉ぶるのはただの老人の自惚れ。
今の時代の感覚を教えてくれるのは、今の時代のスピードで生き抜く若い人。
だいたい還暦で赤ちゃんに戻ったわけだからむしろこちらが後輩だし(笑)
さてこの先どんな道が待ち受けているのやら。
一歩踏み出す、「この一歩から」新しい人生をはじめます。
この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ
1、2、3 ダァー!(笑)