この2日間で例えようがない幸せを感じています。
ここまでやってきたことに間違いがなかった、本当にいい仕事が出来た、素晴らしい方々と出会えたんだ、それをしみじみと噛み締めています。
昨晩、会を開いてくださったのはSUBARUさん。
なんと、マーケティングの部長さんの粋な計らいで歴代担当の皆さんが一堂に介してくださるという、これ以上ない機会をくださったのです。
一生懸命に取り組んできたこと、全力でSUBARUさんへ星空でぶつかっていったこと、その全てが報われたと心の底から感じることが出来ました。
心から感謝の意を表したいです。
SUBARUさんへは、8年前それこそ身体一つ、熱意だけでぶつかっていきました。
普通あれほどの大会社だからいきなり乗りこんだきた相手なら門前払いで当たり前と思ったんです。
ところが結果は追い返されるどころか、
「やりましょう。星の名前をいただいたブランドとして、絶対にやるべき」
そして、
「何を目指しているかが一緒であれば、会社の規模なんて何も関係ない。パートナー同士としていい仕事を一緒に創り上げていきましょう」
なんと懐が深い会社かとただただ感激をしたのをよく覚えています。
そして生まれたのが「SUBARU星空ツアー」と「すばる星空倶楽部」。
ツアーでは「SUBARUとすばるのヒミツ」と題し、社員さんでも知らない数々の逸話を毎回毎回新ネタで紹介していきました。
鳥取で行ったツアーではあの平井知事まで来てくださり、なんと「あなたの話を聞きたいから横浜から700㎞走ってきたよ」という方までいらっしゃいました。
仕事冥利に尽きるとはまさにこのこと。
その後はSUBARU本社にとどまらず、各地のディーラーさんによる星空ツアーにまで発展。
道場破りのごとく門をたたいたあの日から、まさかここまでの取り組みになるとは夢にも思っていませんでした。
この日集まってくださったみなさんそれぞれに違う思い出話に花が咲き、そして流石だなと思ったのが各位の趣味における造詣の深さ。
それがあるからこそのSUBARUブランドなんだとしみじみ感じた次第です。
今日初めて知った逸話からまた新しいSUBARUの星空ネタが生まれたのに、もう披露する機会がないのかぁ・・
いや、そんなことはない。もう昔と違って今はずっと繋がれる時代だから。
そして一昨日はまさかまさかのサプライズが。
渋谷スカイのイベントに顔だけ出させていただく予定が・・
最後の最後に「ちょっと待ってくださいね」、そして「渋谷SKY ROOF TOP天体観測」の文字が壁面に映し出され、突然の花束贈呈。
予想だにしないことにたまげてしまいました。
本当にありがとうございます。
思えば今から何年も前渋谷スクランブルスクエアが開業すると発表され、そこに屋上施設が出来ると知り「絶対に取り組みをする!」そう心に秘め、やっとチャンスを掴み取ったのが今から3年前。
その後真摯に取り組みを重ね、今はとうとう毎月のマンスリーイベントが開催されるまでとなりました。
「あのおもしろい話をするオジサンは今日いないんですか?せっかく来たのに」
今回そうおっしゃてくださった方もいたそうです。
ここまでやってきて本当によかったと思っています。
SUBARUさんもそうですが、渋谷スクランブルスクエアのみなさんも星で何をなすべきかをとても強く持ていらっしゃいます。
私たちも「星を見せる会社」としてブレることはなく、だからこそパートナーとして星を見せる意味がなんであるかをとことん追求してきました。
そしてその熱い熱い議論のなかから、いつか「友情」みたいなものが生まれてきたのだと思います。
思えばそのその昔、仕事とはもっとドライだった気がします。
効率よく、すばやく成績を上げることが是であると。
そんななか私は「情熱」こそ仕事の芯だと信じて止まなかったゆえ、常に浮いている存在でした。
しかしその後ソーシャルやつながりが極めて大事な時代となって、やっとFIX出来るようになった気がします。
今回の退職に当たり、こんなにも多くの方から労いをいただくとは思ってもいませんでした。
数日前、ある方が電話をくださり、
「気がついていないかもしれないけど、あなたの仕事は誰かの笑顔をつくることだ。この先もそれは変わることはないでしょう」
と評してくださりました。
嬉しさという以上にもっと心して突き詰めていかなければならない、そう強く感じています。
ただしそれらは決して個人の力としてではなく、チームであり企業の総体があってのこと。
自分の力などと慢心してはいけません。一人の力で出来るわけがありません。
仕事をしていくうえで必ず様々なことがおき、心擦り減すこともよくあることです。
しかしこの2日間の出来事がそれらの過去を吹っ飛ばしてくれました。
労を積み重ね、情熱を傾けたことは決して裏切らない、と。
この8年、おそらく300社以上の方とお付き合いさせていただき、
それぞれに素晴らしい時を過ごさせていただきました。
この財産を胸に、もうすぐ始まる第3のステージにチャレンジをしていきます。