夏は暑い。これは当たり前だけど、暑いからこそ今が美味しいものがある。私のこの夏の最もお気に入りは「白くま」。ここ数年コンビニを中心にだいぶ本州、関東でなじみになった九州(鹿児島)名物のアイスだ。鹿児島出身の友人に聞いたところによると白くまは一般的な呼称で、どの会社のどれという限定はないそうだ。フルーツいっぱいの練乳かけの氷アイスなら何でも白くま。コンビにではカップの他にバータイプもよく見られる。この白くまはこれといった複雑な味のものではなく、実にシンプルな構成にネーミングの妙がベストマッチした優れたマーケティング商品だと思う。こういうものは絶対にコンビには逃さない。そして何よりも呼び覚ますのは「郷愁」。鹿児島に一度だって住んだことのない私が、これを食べると昔懐かしく思ってしまう。
話は変わるが、最近キャンプでもすっかり新商品には興味がなくなり、郷愁のアイテムに想いを馳せ始めた。ランタンに今更ながら灯が点いたのも多分それがあったと思う。朝霧高原ACではその世界がたくさん繰り広げられて、よりその思いを強くした。わずかながらであるが90年代のオートキャンプ黎明期を知っていてよかったと思う。道具に頼らないキャンプ、道具に踊らされないキャンプ。今の自分たちはそれが完全には出来ていないが、出来ないわけではないし、出発点はもともとそこにあった。改めてトラディショナルなアイテムをさりげなく配したキャンプを愉しんでみたいものだ。
会社で後輩がアイスバーをおいしそうに食べていた。「白くま」という不思議な名前。1つわけてもらって食べた。これが信じられないほど、うまかった(ちとオーバー)。パイナップルなどのフルーツと小倉(小豆)と練乳が見事なハーモニーを奏でている。すぐに会社近くのコ....... more
「郷愁」・・・ここ最近、私も結構それが色々とキーワードになっています(笑)。
しかしながら、SAMさんのキャンプスタイルもとても素晴らしいと思いますし、現代のキャンパーにとって、一つの「道しるべ」になっていると思います。
10年後、子供達が巣立ってしまったあとも、夫婦で散歩に行くようにキャンプに行きたいと考えています。10年後のキャンプをとりまく環境はどうなっているんでしょうね、、そして10年後のビギナーには、我々がどう写るのか・・・。
(長文失礼しました)
そうなんですか!実は鹿児島には数回仕事で行っているんですけど、街並みはすごいスキでした。ラーメンの「のぼるや」、あのストイックさも忘れられません(笑)
でも地元で白くま食べたことないので、食べてみたいなぁ~。
私もよく友人には話したり、ガルヴィの投稿などにも書かせてもらったりしたのですが、今から5年前にACNビッグランドで隣り合わせになった60くらいのご夫婦キャンパーのキャンプスタイルに相当なショックを受けました。大型のRVから最小限度の装備をさらっと出され(それもみな外国製でチョーカッコイイやつ)、ほとんど無言でワイングラスを傾けながらの二人で読書。脇にはじっくり火に掛けられたダッチオーブン。
こんなかっこいいキャンプが老夫婦になっても出来るんだ(いや、この歳だからこそ出来る)と分かった瞬間に、子供たちがいずれ巣立つことに寂しさを感じなくなりましたし、キャンプは永い付き合いが確実に出来る、そう確信しました。
だから今のスタイルはその途中経過でしかないと思っていますし、また急ぐ必要はなんにもないと思っています。早くにベテランになってしまった人たちがどんどんキャンプからはなれていっている様子もあり、少し残念な気もします。
我が家は依然ビギナーの域にいると思えるのが楽しくて仕方ありません。この夏のキャンプでも周りのサイトに感心しきり。この気持ちは10年後にも同じでいたいですね。
本店???
いろいろ調べると白くまは今では小売商品のようですが・・
発祥は綿屋さんというところだそうですが、そこはもうないようですし。
ということはもしかしておっしゃられてるのは「白くまパフェ」のことでしょうか・・・
やっと合点がいきました!
よーく調べてみたんですけど、お二人がおっしゃっているのは「白くま」の原型「氷白熊」のことなんですね。この氷白熊というのは昭和7年頃かき氷やさんが発明したものらしく、それが鹿児島市民に広がっていったようです。天文館むじゃきもその血統を引いて「氷白熊」を今でも庶民の味として守っているようです。
一方「白くま」というのはセイカ食品がそれを参考にカップ化し、昭和40年頃から南九州でヒットして一般化したとのことです。
事実上同じ食べ物ですが、家庭やお店で作られているのが「氷白熊」、氷菓として販売され全国にいきわたっているのが「白くま」といえるようです。
ちなみになぜ「シロクマ」かという説はたくさんあり、かけた練乳が白熊印であったとか、フルーツを配したとき白熊に見えたとか、諸説バラバラのようです。
お二人からいただいた話で大変勉強になりました!
秋田のお盆を満喫されていらっしゃるようで何よりです。
芋のこ汁というのは、いわゆる芋煮とは違うようですね。ちなみに私にも1/4ほど東北の血が流れており、「東北」には何がしかの郷愁を覚えます。
仕事柄秋田では平鹿郡増田町や十文字町などにはよく出向いておりました。
8/17(水)より新宿伊勢丹『大九州展』で、氷白熊の出張販売をむじゃきが行うそうです!!