他に類を見ない、実に不思議な喫茶店です。
こういう独特の空気感を持ったところにはなかなか出会えません。
いわゆる喫茶店イメージからは大きくかけ離れているし、
むしろサロンやキャバレーチック。
しかしこの風情を楽しんでこその町喫茶。
浸ってみようではありませんか。
JR松戸駅。
駅から徒歩数分。
高砂通りに面してあるこれまた不思議な風情の外観が。
家紋の入った赤いさびれたテント。
さらには謎の馬車の?車輪。
「純喫茶 若松」
若松という名は本来普通の名字だけれど、なぜかこういう家紋と一緒にあると
「松平」的な?イメージを醸し仕出しているから不思議。
喫茶店なのに入るのを躊躇してしまう。
「いらっしゃいませ」
これなら大丈夫そうだ(笑)
では突入。
!!!!なんだ、この異質な空間は。
おびえるどころか逆に興味をそそられる。
期待大だ。
うおー、これはサロンだ。
妙齢のママさんだけで営業しているようです。
いやー、こんな喫茶店に出会ったことがない。
謎の家紋デザイン。
そしてこのソファ。
うーん、すごい存在感だ。
ああ、このどでかい灰皿。
社長室とかに置いてあったやつだ。
コーヒーではなくあえてアイスコーヒー。
実はこの日メニューが限定されていて、コーヒーか紅茶のみ。
※その後変わったかもしれません。
このでかいミルクピッチャーとガムシロ。
味がある。
そしてなぜかアクアスキュータム風のおしぼりが。
普段は入れないミルクを今日はいいんじゃないか。
この喫茶室の本当のすごいところは、窓が一切ないというところ。
エントランスが多少の明り取りにはなっているけど実質は穴倉状態。
まるで昭和のアングラ(2階だけど)。
うーん、実に難解な空間だ。
けれどそんなことを忘れてどういうわけか時間が過ぎている。
この空間に圧倒されスマホでSNSとか全く見る気にならない。
ごちそうさまでした。
あっという間に1時間が過ぎていました。
お会計にあったマッチ箱。風情があるなぁ。
不思議過ぎて・・・
まるで異次元空間から脱出するがごとく。
高円寺「名曲喫茶 ネルケン」以来の衝撃。
そういえばあそこも女性のご主人だった。
もしかして純喫茶×女性オーナーの化学反応は
とてつもない喫茶店を生み出すのかも。
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