2022年を振り返ってみます。
年初は「平穏でいること」が一つの目標でしたが、
実際蓋をあけてみると、実は激動に年であったような気がします。
特に6月頃は心臓を含めた病院通いが激しく心身ともつらい時期がありました。
秋にもその山場がきて、最終的に冬となって一つの決断にたどり着きます。
もう決めたことなので、それは新たな年=還暦を迎える年にはっきりさせます。
それはともかく2022年の振り返りですね。
まずはキャンプ。
これも大きく変化がありました。
去る2019年、コロナが拡大していくなか思うところあって、
自身のキャンプ活動をすべてのSNS等でいったん控えると決め、
今年の夏まで続けてきました。
実際には月1回以上の頻度でキャンプ場を訪問していたのですが。
なぜ表に出さなかったかの理由は長くなるのでここでは割愛しますが、
もともとの反骨であったり、ある意味全うを通したい性格に帰しています。
しかしその流れが今年に入り潮目として大きく変わってきたことを感じ、
また改めて少しではありますがブログ等で記し始めています。
若い人のようなメディアを駆使したりはできないので、
自分らしさを崩すことのないクラシックな形で。
そして今の自分に見えている、見栄も何にもない素直な景色と気持ちを。
その大きな区切りになったのは秋に娘と二人だけで行った那須のキャンプ。
キャンプラビットでした。
とてもとても好きなこのキャンプ場に娘を連れてきたかったし、
その娘もそれを望んでいました。
娘は23歳。
0歳から一緒にキャンプ場に行っていて、
成人となっても一緒にキャンプ場に出かける。
この価値を実感できていることは、
私が昔から標榜していた「キャンプの宝物を探そう」の大きな答えの一つです。
キャンプ道具うんぬんなどそれに比べたらほんの微細な幸せ。
その後娘が少し難しい病気を抱えてしまったことには大きな苦悩をしています。
代わるに代わってあげれない。
体調が十分に戻った暁にはまた軽いアウトドアに誘ってあげたいところです。
11月。温泉ソムリエからのステップアップ、
「温泉健康指導士」「温泉ソムリエマスター」になりました。
以前より年1ペースで新しい資格を学び、取得するが目標だったので、
2022年は達成です。
当たり前ですけどその具体的な活動を今後していきます。
キャンプインストラクターであったり、星のソムリエだったり、
みな活動をしつつ領域を広げてきましたので。
さらに具体性のある新しい資格取得を目指したいと思っています。
温泉もよく巡りました。
もちろん楽しみでありつつ、同時に資格の磨き上げのためです。
ソムリエ資格は決して単なる温泉コレクターを意味するものではありません。
星のソムリエもまったく一緒ですが、
自身の経験を自慢するためだけのものなら資格を持つ意味がありません。
経験と体験を自身のフィルターに通して他者に還元を行うものだと思っています。
コロナでの制限が緩和されたことで、陸海空、今年もよく日本中を移動しました。
そして素晴らしい景色に何度も出会えました。
今年最も多く印象に残ったのは日没時の美しさです。
夕景ってなんて素晴らしいのでしょう。
家族旅行で見た松山場の夕陽も印象に残ったものの一つ。
信州の山の上、また富士山の夕景も心に残っています。
渋谷スカイでも何度も都心の夕焼けに感動しました。
この画像の瀬戸内海の夕景も美しかった。
旅先でのちょっとした休息。
ローカルな町の喫茶店の時間も貴重でした。
スタバやマックとはまるで違う「時間の流れ方と感じ方」。
今の自分の年齢にしてやっとわかった感がします。
「星のソムリエ」の活動も相変わらずでかなりの日にちを費やしたと思います。
どの日、どの場面も楽しかったです。
もちろん楽しんでもらう側として。
ある時はまさかの冬のゲレンデ(笑)
ある時は都会の屋上で。
全てのシチュエーションでやることは異なるわけで、
その場所場所で何をしなければならないのか、
その最適化ができるかできないかを問われるからこそ面白い。
知ってることを話しているだけだたら機微がない。
W杯で闘う相手が違ったら戦術を変える、それがアビリティだし。
でも、まだまだ修行が必要。
100戦100勝は絶対にないですから。努力あるのみ。
町中華を巡るのは、日本中のなんでもない町の観光です。
新しい町は必ず新しい体験を与えてくれます。
町中華は名物じゃないことがいい。
旧跡名所めぐりの最も対局。
なんでも無い町の、何でもない場所の、なんでもない食事。
ところがそこに先入観のない驚きがあるから不思議。
この魅力の発見にたどり着くまでに約60年かかりました(笑)
吉田拓郎の区切り。
これは自分への大きな影響があります。
世代的に少しずれているものの、
ここまでの歩みの景色はかなり同一のもので、
吉田拓郎の見てきた世界観と景色を、その言葉からたくさん共有させてもらいました。
特にここ数年の「老い」と「幕引き」に関する考え方。
吉田拓郎の曲でとても好きなものはたくさんあるにしても、
それを最高だと思ったことはありません。
けれど拓郎自身言うように「音楽は好き嫌い」なので、
提供する側もそんなことはみじんも思っていないでしょう。
そんなことより拓郎の生き方のなかに自分を見つけられた、
私はそういう思いが強く、その意味で現在は生き方の師匠だと思っています。
いや師匠は変か。むしろ「目に見える先達」ですかね。
今後身を引かれたのち寂しくはありますが、その声は常に響いているはずです。
2022年が終わります。
明日から急に人生が変わるわけではないにしろ、
2023年という年のなかで人生を変えます。
少なくとも3月の還暦を迎えるまでには。
10年前にも同じ決断し実行したので、もう1回それをします。
「人生はメリーゴーランドより、ジェットコースターのほうが面白いじゃないか」
私に向けた某先輩の言葉が、私の人生を変えてくれました。
さて、最後の1日、某所で過ごします。
初日の出にも会えるかな。
今年このブログやリアルな場所でお付き合いださったみなさまに感謝いたします。
どうぞよいお年をお迎えください。