
私の大好きな、湯量豊富な平湯温泉。
その一つ「平湯プリンスホテル」には3つの源泉、3つの貸切露天風呂があります。
この他、通常の内湯、露天風呂を入れると5つの風呂を有します。
このうち内湯、露天風呂をその①で、貸し切りの3つをその②で紹介しましょう。

時期的には紅葉がとてもいいときでした。

温泉街の中では比較的奥まったところにあります。
といっても徒歩の範囲。

お部屋はホテルといいつつ、クラシックな旅館タイプ。

1Fフロントの手前に浴場。

ひとつめの源泉は「湯上の湯」
この表記は温泉法改正前のもの。
まぁ当時をしのぶ記念みたいなものですね。
「含重曹食塩硫化水素泉」という言い方がクラシック。
一部隠れているのであくまでも予想として今の表記にあらためてみると、
源泉名 「湯上の湯」
泉質 含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・高温泉)
(もしくは 硫黄泉 硫化水素型 という可能性も)
源泉の温度 96℃
pH 不明
溶存物質合計 1531?mg/kg(ガス性のもの除く)
という感じでしょうかね。

もう一つの源泉が「アカンダナの湯」。


源泉名 「アカンダナの湯」
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
源泉の温度 62.5℃
pH 6.47
溶存物質合計 1105mg/kg(ガス性のもの除く)

さらにさらに、二つの源泉の混合も。
源泉名 「アカンダナの湯、湯上の湯と谷水との混合泉」
泉質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
源泉の温度 47.1℃
pH 6.6
溶存物質合計 1067mg/kg(ガス性のもの除く)
ただ、これらの3種がどこのどの風呂に使われているのかがよくわかりません。
そこがちょっとなぁ。

内湯。

源泉「湯上の湯」がどうもこの内湯かな、と。
本館に当初からあったとすればそうでしょう。
この黒いのは浴槽の中が黒いだけで実際にはほぼ無色透明。
すこし鉄分を感じるかな。なんとなくくらいのトロミもある感じ。
この時の温度は40℃か41℃で長風呂ができました。
浴槽が滑りやすいので注意。

露天風呂。

実際のところ確証はないんですけど
たぶん「アカンダナの湯、湯上の湯と谷水との混合泉」がこれではないかと
となれば、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
たしかにちょっとしょっぱい感じもあるし、温まり方がなかなかぬけなかったし。
すこしだけ硫黄臭を感じますが、無色透明でそんなにクセもありません。

誰かが入っていれば別ですが、
誰もいないとところどころが熱いので、すこしうめてちょうどいい感じ。

これが谷水?と思ったけど実は温泉。

夜に入ったとき。
やはり熱かった(笑)

この続きの後半は3つもある貸切露天風呂です。