岐阜県民のソウルフード「明宝ハム」。
なかなか食すシチュエーションが思い浮かばなかったなか、
いい機会を見つけました。
上高地歩きの友にいいんじゃないかな、と。
購入場所は上高地への要所、平湯温泉バスターミナル。
どっさり売っています。
今やあまり見なくなってしまったプレスハムですね。
私の幼少期(笑)はハムはプレスハムばかり。
寄せハムという名前もあるように、肉片を固めたハム。
明宝は今なお残るプレスハムの、添加物なしの特級品。
携行食だからこっちのタイプかな。
本来冷蔵だけど、信州の秋だし2時間後だから大丈夫でしょう。
上高地河童橋。
みなさん休憩したり、お弁当ランチしたり。
なかにはシングルバーナーでコーヒー淹れたり。
穂高と明宝。
名前は格調高い。
風景とはアンマッチか(笑)
そうそうこの感じ、プレスハムは。
純粋なプレスハムを食べるのは何十年ぶりかも。
塩漬け肉がストレートにくるから、一口めはしょっぱい。
その後は次第に慣れて、臭みが全くない豚の旨みを堪能できます。
同時に独特のフレーバーを感じます。これが魔力になっているかも。
ところどころの脂身がいいアクセント。
この時代においてこの濃さはB級グルメに入れられてしまうけど、
逆にそのパンチがあるからソウルフードになり得たのでしょう。
明宝ハムはその場の美味しさ以上になぜだかまた後から食べたくなります。
まさに後を引く、です。
上高地もそうなんだよなぁ、1回じゃ済まされない魔力があるんですよね。