私の青春の地の一つ、新宿紀伊国屋ビル地下の名店街。
2021年に耐震工事のための大部分が閉業となりました。
カレーの名店「モンスナック」、スパゲティの「JIN JIN」、
それぞれが閉業(移転)と聞いたときには正直また一つの時代が終わったんだ、
そんな気持ちになりましたね。
しかしすべてのお店がなくなったわけでもなく現在も営業を続けているのが
「野菜とスパイスのカレー CLOVE(クローブ)」
この場所では新参と言えどももうすでに結構な時間が経たかもしれません。
出来て間もないころ物珍しくて入ったはずなんだけどどうも記憶がない。
モンスナックなきあと、そこで久しぶりに改めての訪問。
実はここ、以前もカレー屋さんでした。
「カレー・喫茶 ニューながい」というお店。
黒カレー、赤カレーなんていうのを出していました。
CLOVEのようなオシャレ感はなく、
モンスナック同様の「カレースタンド」でした。
カレースタンドという概念ももう死語に近いなぁ。
形式的にはここだって居ぬきだからカレースタンドだけど、
どちらかというと女性をターゲットしているのが分かります。
やっぱり女子が喜びそうな。
では、メニューから今日の一品を選びましょう。
むむ、いきなり変化球攻め。
いやいや、まだまだある変化球。
てか、どストレートはないんだ。
平日のお昼限定のラッシー。
これは嬉しいサービスです。
ということで今日のチョイスは「タマネギ丸ごとスパイシーカレー」。
これかぁ!
見るからに、おろしタマネギ感。
おそらくその水分だけで出来たカレーでしょう。
こういうカレーは美味しいに決まってる(笑)
ごはんは大盛りの350g
やっぱり際立つおろしタマネギ感。
ははは、予想通りの味だけど、期待通りでもある。
サラッとして、まず一口めにタマネギのいい感じの甘さが際立ちます。
これでいい、いやこれがいい。
そして食べ進むうちに甘さからスパイスを感じるようになってくる。
味の等価交換(笑)
なんだろう、このカレーはカレー好きがよく家庭で作る典型なんだけど、
だけどここまでのレベルにはどうしてもいかない、そんな感じなんですよね。
女子は思わないだろうけど、オトコはおわかりしたくなっちゃうやつだ。
なになに、中国山椒とな。
ははー、CLOVEのようなスパイスとはちがうけど、
結局は山椒もスパイスなんだから合わないわけがない。
タマネギの甘さとの対極で、いいスパイスです。
ごちそうさまでした。
お店は女性二人で仕切られていました。
カウンターだけどお客さんの大半もこの日は女性。
カレーはオトコのものではないのだから、こういうお店がもっとあっていいですね。
端っこのほうとはいえ、オジサンが入ってしまってすみません(笑)
もうこの角っこにJIN JINを見ることはなんだな。。。
移転先はここなんですね。
今度行ってみなきゃ。
JIN JINって、実は「味の民芸」グループだったんですね。
そして「モンスナック」は新宿野村ビルに。
こちらも忘れずに行かなければ。