JR新検見川駅はあまり目立たない駅ではありますが、
案外伝統的にラーメン店が熱い場所だったりします。
そしてまた新しいお店がスタートし大変健闘しています。
「焼きあご煮干しらぁめん はなかぜ ~花風~」。
すでに人気店として日々行列ができています。
先に結論を言ってしまえば「いいお店ができてくれてありがとう」です。
駅北口。ロータリーとは反対。
この細い道を真っすぐ。
駅から直ならこのスロープを降りたところでもあります。
この日、並ばなくてもいいようにほぼ開店時間に行きました。
あとで店内に入った時、内装とこの外装にすごいギャップを感じました。
ここまで相撲部屋っぽくはないです。
この感じだと家系じゃないのか?と思ってしまいますよね。
なるほど、焼きあご煮干しとしては塩らぁめんのほうが上位なのですね。
やっぱりイチオシなんでしょう。
店内は外装とはちがってスッキリ。
あのアンバランスさは実は計算されている??
やはり基本中の基本からスタートでしょう。
まず着席した時によく整理されているのを見て安心。
ということで今日は「焼きあご煮干し 塩らぁめん」。
こういうときどうしても「特製」へいってしまいがちですが、
これから長い付き合いになるのは間違いないので「基本」から。
だって基本だから(笑)
次回はこちらの「基本」もいってみましょう。
※もうすでに食べてます(笑)
その後は「醤油らぁめん」かな。
ローストポーク丼は気になりますね。
次回!
えー、ちょっと待って~。
TKGを今から追加しようかな(笑)
ちょっと、ちょっと~
和え玉。。。いや、ガマン、次回だ!
あら。栃木のHに「日本一」とか言ったことで、
私個人としては信頼感ゼロなんですけどね(笑)
とてもいいじゃないですか!
この気持ちは間違いなくラーメンで感ずることができると信じます。
なんと、爪楊枝にはあのハッカを用意しているのがすごい。
このあたりにすでにメッセージを感じる。
次回!(笑)
あ、間違いないですよ、このラーメン。
もうこの時点で50%ナットク。
念を入れている、とはこのこと。
ただ漫然と並べたのとはわけが違う。
このあたりを近隣の2店舗に分かってほしいんだよなぁ。
と、見惚れている場合ではない。
正直言うとこの一口で何かを感じたかと言えばそこまでではありませんでした。
むしろ本当に美味しいラーメンの絶頂期はしみじみ後に来るもの。
麺もそう。
美味しいけどいきなりガツンと来たわけでもない。
そして、、、どんどんどんどん、みなこのスープにつつみこまれていくんです。
なっていうかラーメンとしての起承転結の
「承」(「起」の内容を継承しつつ広げたり深めたりする)みたいに。
こういうとき自然に笑顔がでてきます。
そして「転」はこのチャーシュー。
ここまでよく出来ていれば、それまでのストーリーをひっくり返せます。
これらもいい「転」かな。
柚子胡椒も一味も変化はさせられるけど、
そもそもスープがなんでも受け止めれる包容力があって、
一杯のストーリーをこのスープが屋台骨になってるんですよね。
「aikoを聴いています」と。
この日のBGMは松田聖子他アイドル全盛期のころのものでした。
こういった外部評価も今の時代大切なので、参考にはします。
けれど最後は主観。いったん情報は忘れて。
来店しこちらの店主の動きをよくみて見ました。
あ、これは美味しいラーメンに違いないとわりとすぐに感じましたね。
目配りがあったので。
カウンターで商売をしている以上、常にお客さんに近い距離にいるのだから、
目配りは真剣勝負の証しです。
勘違いになってはいけないので補足すると、目配りとは総合的なもので、
ただ客を見る行為ではなく、誰もいない開店前からでも始まるもの。
テーブルセッティングだってその一つ。
目配りは飲食店の本来的な大きな素養ともいえます。
そうすればラーメンもフレンチレストランも同じ土俵で比較できます。
気持ちが伝わるお店は、どんなカテゴリーであろうと美味しさに溢れています。
花風がそういう店であり、蓬莱軒なきあと
またべつの場所で引き継がれたのがとても嬉しく感じました。