
町中華で使われる代表的な名前には、
「五十番」「一番」「来々軒」「幸楽」「生駒軒」などがあり、
「喜楽」もそこに比肩するよくある店名じゃないかと思います。
ただこの町中華紀行では1回も出てきたことがなかったので、
それじゃマズいだろうと(笑)船橋市習志野台にある
「中華料理 喜楽」に行ってきました。

船橋市なのに「習志野台」。
ややこしい(笑)
この町のメインストリート。

その中間地点辺りに店を構えておられます。
道に面してわかりやすいです。

これだけ大きく「喜楽」と出ていれば間違いようがない(笑)

じつは心のなかでは気分でどれかの定食類と決めていたので、
この本日のサービス定食は渡りに船。
ほぼ決定。

広いカウンターとテーブル席3席。

このカウンターの奥行はかなりあって、テーブルと同じくらいの広さを感じます。

いらっしゃるのはベテランのご主人とおかみさん。

うー、こうやってメニューを眺めると
いったん決まったものがまた心揺れてしまうんだよなぁ。
特に町中華の黄色いメニューは。

おっとおっと、まだあるじゃないか。
「ニラ玉定食」「焼肉定食」・・・

ええ、セットもたくさんある。
チャーハン小盛りにもやしそば、カレーと喜楽メン、、、、
いや、初志貫徹「肉なす炒め定食」!
ただし、餃子を付けよう!
ご主人の手慣れた鍋ふりをしばし鑑賞。

炒めあがった肉なすがまず登場。

そして、ご飯、スープ、お新香で
「肉なす炒め定食」完成。

もっと大胆な感じかと思いきや、
わりと細切りを多用した繊細な感じ。
どれどれ・・・味もどちらかといえばおとなしめ。
ガッツリなおかず、ではないです。

とはいえなすの炒め物ってこうしたくなっちゃうんですよね。
食べていてうれしくなっちゃう。

このスープを飲んで、ラーメンが欲しくなっちゃいました。

このお新香(ぬか漬け)が実によく出来ています。
このお新香一つでこのお店の誠実さが感じられます。

ちょっと後から出てきた餃子。

ツヤツヤ。

よく練られた餡で美味しかったです。
こちらもガツンではなくおとなしめ。

私の子供のころ、まず「五十番」という名の店があり、
その後「喜楽」出来て、どちらもよく出前を頼むことがありました。
なのでこの名前のお皿が玄関によくあったなぁ。。。

それにしてもすごい「喜楽」感(笑)

ごちそうさまでした。
結果、餃子を頼んでピッタリ1000円。
本当言うと食べ終えたとき、まだラーメンならいける、と思ったんです。
ガッツリ定食ではなかったので。でも躊躇しました。
餃子を頼んでいなければいってしまったでしょうね、きっと。

けっして新しいお店ではないけどとても清潔感あふれているし、
調理場も店内もすごくきっちり整理されています。
ぜんぜん雑然としていません。
町中華ではそうなってしまうことが多々ありますが、こちらはご立派。
その誠実さは味にも出ていますね。

この通りにはこんなお店があったようです。
すでに閉店しお店が売りに出されていました。
そういえば以前訪問した「しみずや」は喜楽から3分くらい、
まだ未訪問の「五十番」もその数分先。
さらにはもうちょっと先には「幸楽」も。
つまり町中華を代表する店名がなんとこの町に3つもあるとは。
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