千葉市が拠点のため、船橋、習志野、房総などの町中華にはよく行きます。
東関道沿いもそれなりに。
翻って、一番なじみが少ないのが北側の松戸、柏のような気がします。。
今回訪れたのは松戸市、新京成線上本郷駅近くにある、
「中華料理 大八北珍」。
この日は所用で娘と二人である日のお昼過ぎに立ち寄りました。
これがとてもいいお店でして・・
駅をからならメインストリートをまっすぐ、ものの2、3分で到着。
町中華の一つの典型例、3階建ての1階(笑)。
建て替え後とかはなぜかこのパターンが多いんですよね。。。
「大八北珍」
まず店名を読めなかったです。
ナビも呼び出せませんでした(笑)
ダイハチホクチン?ダイハチキタチン?
実は「ダイハチペチン」と呼ぶのだそうです。
中華料理店らしさがあり、そして整然とした店内。
掃除などがとても行き届いていますね。
この奥にもまだまだ客席があるようです。
お水を持ってきてくれたのはお店の子かな?
小学生くらいの女の子が。
今日はたまたまのお手伝いかな。
メニューが豊富!
町中華ではあるけど、かなり本格派メニューですね。
パーティ(宴会)もということは大きな宴会場もあるのかな。
おお、定食メニューもある。
これはいい。
ちょっと値段的にはお高いかな。
さらにセットもあります。
あなご丼のセットっていうのがものすごく気になる。
といいつつ迷ったあげく娘は「チャーハン・ギョーザ」
私も結局「チャーハン・ラーメン」に。
これだけのバラエティがありながら親子そろって当たり前を選ぶという(笑)
でも初訪問はまず三種の神器からが基本ルーティンですから。
このお店はなかなかユニークで、
メニューをよく見ると中華らしくないものも目白押し。
町中華で「スパゲティーナポリタン」(笑)
案外すごいのが出てくる可能性が。
麻婆丼ではなく「マーボードーフライス」
海鮮炒飯ではなく「シィーフードチャーハン」
なかなか独特です(笑)
ポークソテーもあったり、
中華だけではない街のキッチンという役割なんでしょうね・
再訪するなら・・このバラ肉丼かオムライスかなぁ。
この壁紙見ちゃうとすごく期待させてくれそう。
イカのしょうが焼き、それにアジフライ「定」(笑)もおもしろそう。
夜のおつまみも実に充実。
これだけの品揃え、この町からよほど愛されているのでしょう。
なるほど、あの銀盆は宴会用ですね。
さっきの女の子が描いたものかな。
アットホームな感じがぷんぷん。
お店の人の接客がまさにそう。
とても明るくて元気。
まずはラーメン到着。
この盛り付けのセンス。
確実に期待に応えてくれると確信。
ギョーザ。
これも見た目で丁寧なのが分かる。
大いに期待できそう。
チャーハンも実に美しい。
この店、思った以上の名店では?
すべて揃いました。
ここまでとても手早かったです。
「チャーハン・ラーメン」1050円。
ちょっとお高めには感じるけど、単品同士だったら1250円だし。
盛り付けもいいし、ネギの散らし方がまたセンスある。
ではいただきましょう。
これは実に丁寧に仕込まれていますね。
何かに突出することなく、逆にもの足りなさもなく、
全体で見事なバランスがとれていることに感心。
一口めで間違いないと思わせてくれました。
町中華の気軽さと高級中華料理感が同居してる感じがます。
この麺も実にいい。
適度な噛み応えとしなやかさの両方があります。
そういえばメニューには自家製麺だと書いてありました。
このラーメンなら老若男女問わず嫌いだという人はいないでしょう。
いろいろな意見を取り入れながらここまでチューンナップされてきたんじゃないかな。
このチャーシューもよくできています。
締まっているけど口当たりはシットリ。
これは間違いなくチャーシューメンもいいでしょうね。
仕上がりが実に美しい。
どの料理もその調理に丁寧さ加減がうかがえます。
グリーンピース2個のセンスもなかなか。
味付けは塩チャーハンでした。
町中華ではしょう油チャーハン派、塩チャーハン派に二分されますが、
私はしょう油派、娘は塩派。
塩チャーハンが嫌いなわけではないです。
そしてこのチャーハンは掛け値なしに美味しい。
炒めはハードながらしっとり感も失っていないし、
ハムの香りがよくごはんに移っていてレベルの高いチャーハンといえましょう。
ギョーザの編み込みも丁寧。
とにかく一つ一つが丁寧。
ニンニクがしっかり効いた野菜多めのギョーザ。
必ずたのみたいアイテムですね。
大変ごちそうさまでした!!
ここに書かれていることは単なるスローガンではなく
まちがいなく料理に現れています。
地元とのお客さんと長い間の交流で作られたポリシーを感じます。
お会計の時この店名の意味を聞けばよかった・・
大八は「大八車」となにか関係があるのか?
北珍は・・全く分かりません
今度再訪の機会があればぜひ聞きたいです。
いや、それを楽しみにして再訪を願います。
14時。ちょうどクローズの時間。
間に合ってよかった。
経験から言えば、町中華の場合ネット上の情報と営業時間が
すりあっていないことが極めて多いです。
それは店の責任ではないので、
出来ればその覚悟?と余裕をもって訪問するのがいいでしょう。
「みんなのお腹が満たされるように毎日お鍋を振り続けています」
この町とのいい関係が築かれているのでしょうね。
丁寧な料理や活気あるサービスが示す通り、
とても「誠実な料理店」であることがわかりました。
たとえ短い時間のことであってもそういう雰囲気は感じられるものです。
またひとつ千葉の町中華の名店に出会うことができました。
すぐ隣に駐車場があるのは助かりましたね。
5台まで停めれるかな。
決して広くはないので大きめのクルマは遠慮した方がいいかも。