この先、立寄ることができた温泉については、
なるべく「温泉ソムリエ日誌」として記録をしていこうと思います。
今まではほとんど意識していなく、改めて記録しないともったいなと思いましたので。
(写真は少ないけど”ちょっと前”シリーズもやっていきます)
最初は試行錯誤するかもしれませんがお付き合いください。
出来るかぎりお役に立てる情報にしていきたいと思います。
まず記念すべき1回めは千葉県鴨川市。
温泉名は「鴨川温泉 なぎさの湯」です。
施設は「亀の井ホテル」。元々は「かんぽの宿鴨川」でした。
場所は鴨川シーワールドの真前。
実はこの日連休で、近辺の温泉ホテル・旅館が皆満室、
受け入れてもらえないところばかりでした。
おそらく駐車場が埋まっているからでしょう。
しかしこの亀の井ホテルは駐車場がかなりあるので受け入れ可能でした。
リニューアル直後で実にきれい。それにモダン。
平日は1000円、休日、連休、ハイシーズンは1500円。
これは仕方がないですね。
二つの大浴場があり、時間あるいは日替わりで男女入れ替えのようです。
7階からは眼前に鴨川の海が一望。
7階「天空の湯」です。
やはりリニューアルしたてでとてもきれい。
これなら老若男女抵抗はないでしょう。
古びた宿はそれはそれで風情があり、よしわるしではないです。
そして温泉に入る前は必ず水分補給を!
まず温泉をより楽しむために事前の成分チェックせねば。
反射して見えづらい(笑)
ということで見やすく縦に。
温泉名 鴨川温泉「なぎさの湯」
泉質 含硫黄ーナトリウム―塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
源泉の温度 15.1℃
さすが海の近く、ナトリウム塩化物泉の特徴が強めですね。
ただし、かけ流しではなく、加水、加熱、循環式採用、塩素使用。
「なぎさの湯」は源泉目名なので近隣のホテルもその名前です。
切り傷、皮膚病などによいことはもちろん、
弱アルカリ性泉として、角質除去などの美肌効果も期待したいです。
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害など)、病後回復期、疲労回復、健康増進
なんといっても露天風呂からは目の前の海を一望できるのが素晴らしい。
しかも鴨川シーワールドも目の前なので、
ここでいっぱい遊んだ後だったらその思い出が
もうひとつの「成分」になるんじゃないでしょうか。
こちらの露天風呂の熱さは40℃くらいでしょうか。
そんなに熱くはなく、のぼせやすい私なんかには嬉しいです。
無色透明、泉質からけっこうしょっぱいかと思いきやほぼ無味無臭。
このあたりは加水や塩素添加の要因は大きいのでしょう。
難しい話ですよね、これは。
もし気になったり調べておきたい方は、
成分表をしっかり眺めてみてください。
こちらは内湯。
見た目露天風呂といっしょですけどガラス窓があります。
左には「寝湯」がありました。
露店の脇には白濁した「シルキー風呂」があり、
これは人工的な炭酸ガスのものです。
入ると体中細かい泡だらけ。
けっしてハードな温泉ではないので温泉好きさんは選ばないかもしれません。
けれど景色がバツグンなので子供連れさんなどファミリー層には喜ばれるはず。
なのでやはりこの温泉は「旅の思い出の仕上げ」がいいんじゃないかと思います。
私的にはとてもリラックスさせてもらえた温泉でした。
たまにあることなのですが、
閉塞感を感じてちょっと息苦しくなってしまう場所もあります。
ここはとても開放的で、半身浴、足だけ浸かったりをして
ちょっと長めにゆったりと入るといいかもしれません。
ただし、前述の通り1階と7階が入れ替わるのでそこは注意です。
事前確認しておくことがおススメです。
前述の通り「亀の井ホテル」は元「かんぽの宿」。
そのリブランドとして7月1日からスタートしています。
私も仕事で個人で「かんぽの宿」には大変お世話になりました。
どのかんぽの宿にもいい温泉がたくさんありました。
時の流れは必ずありホテルとしての変化はあるでしょう。
けれどそこのある温泉は不変です。
この先も変わらずご縁あるかぎり楽しませていただきたいと思います。