出ました!マズい「品川丼」(笑)
世の中B級グルメなるものはたくさんありますが、
今のB級は美味すぎる!!(笑)
マズいからこそB級であり、
マズいとわかっていながらもどうしてもどうしても気になる存在、
これが「真のB級」のはず。
その点においてこの「品川丼」は100点満点(笑)
JR品川駅山手線ホーム。
「そば処 常盤軒」
そうなんです。正式名称は「品川22号店」。
ドカーンと品川丼。
もう、別格あつかいですね。
券売機の横のオススメの下のほうはカレーライス。
これも常盤軒は力を入れている商品。
その上に鎮座ましますオススメ上位にやはり品川丼。
店の正面のポスターにもドカン。
しかも「大人気の品川丼」て(笑)
お!?店内は品川丼オシじゃない??
カレーライスがオシか??
いや「超おすすめ」じゃん(笑)
やっぱり、ですね。
もうここまでいわれりゃ誰だって品川丼しかないでしょ!(笑)
待つこと数十秒。
来ました。
なんたる、素っ気なさ(笑)
こんなつまらないインターフェースは他にあるだろうか(笑)
スープ・・といいたいけど、そばつゆ(笑)
でも、これがのちほどありがたい存在に。
そこで・・・このつまらさに潤いを与えるべく、
カレーの福神漬けを置いてみました。
どうですか~、これでぜんぜん違ってみえるでしょう。
このかき揚げは、
めっちゃハードに揚げられたまるでどんべぇ並みのものですが、
それを熱いつゆにくぐらしてしっとりさせて丼に乗せるのが特徴。
もちろんごはんにもめんつゆがかかっています。
これがもううれしいほどマズいわけで・・(笑)
こんなかき揚げ丼、どこにもない。
けれど何故か虜になってしまうというか・・
福神漬けは大正解。
付いてるきゅうり漬けより絶対に相性がいいです。
そして食が進んだ1/5のかき揚げとご飯を残して・・
つゆをガバっとかけ、品川丼の品川天茶。
これがもうB級の極みのような味でして。。(笑)
よく見たらドンブリが中身にと反比例の実に立派じゃないですか!(笑)
マズい、マズい言って申し訳ありません!
(ちなみに「品川丼 まずい」で弊ブログがトップヒットします・・笑)
なんていうかなぁ。
「マズい」と「美味しくない」はちょっと違うんですよね。
前々回の「【マズさの美徳】常盤軒26号 @品川駅」編ではこんなことも書きました。
これらのマズさにも美点があります。それはマズさのバランスがとれていること。<
マズさの調和とでもいいましょうか。マズさも一つのノスタルジー。
そのマズさに安心感を得ることもあります。存在価値の基準は、一軸とは限らない。
食べログの点数が全てではないのです。
美味しくないというは、美味しいものを目指してそうならなかった場合、
マズいは、ある意味それを狙ってそうなった、とも言えます。
この美味だらけの世の中で「本当はそればっかりじゃないよね」という提言。
もし美人か美女の俳優しかいなかったら、いい映画を作ることはできないはず。
常盤軒の品川丼はそこを突いた究極の一品なのかもしれません。
この際だから「高輪ゲートウェイ丼」が常盤軒から出ないかな(笑)
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