
「HAMANO COFFEE STAND(ハマノコーヒースタンド)」
娘に教えられて知ったお店です。
こういうお店をと捉える嗅覚が鈍ってしまってるなぁ(笑)
まず「どうしてこの場所に」というのが正直な思い。
というのもここ幕張町自体は四半世紀親しい場所で、
たいていは知ってると思ったわけです。表通りならば。
しかし、まさかこの町の裏通りにこんないいお店があろうとは・・・
房総往還。まさに何でもない場所。
この道の前は何百回も車で通り過ぎています。
いわば裏通りで、派手なお店はぜんぜんなく、
古い銭湯(現在廃業)があるような場所。
ただこの白いマンションの1階に数年前にラーメン店が出来たのは知っていて、
その時も「どうしてここに?」と思っていたくらい。
そのラーメン店は「たがや」。
以前は白湯系の「ラーメン 金」というお店でした。
これはかなりカルチャーな香りがする。
やっぱり、どうしてここにこんなお店が・・
そして最奥に「HAMANO COFFEE STAND」
目の前は歩道くらいの道幅。
逆にこのロケーションだから限定された人だけが知っているのでしょう。
打ちっぱなしにペンダントライトのシンプルな内装。
ワークテーブルも特徴的。
壁にはプロジェクターからベティちゃんのループが。
ラ・マルゾッコのマシーン。
娘がよく買って帰って来てくれた、このお店の美味しいパンたち。
私はチョコレートドリンクにしました。
スタバとかでも滅多に頼まないのに(笑)
かなりたっぷりな量。
そしてパンはプレッツェルにしました。
よくある「ぬ」ではない、パン型。
奥さんはチャイラテ。
ドーナツ。
チョコレートドーナツ。
ボリューム感もあり美味しそう。
なるほど、これはプレッツェルだ。
皮のハードな食感はまさにそれ。
店内は「いかにも」な若い人ばかり。
少ない情報からキャッチできているその感度には恐れ入ります。
鈍ったなぁ・・もう還暦だから当たり前だけど(笑)
すぐ隣は古い団地だったりして、ほんと意外な場所です。
いわゆるリノベなんでしょうが、なんだろう、この時代の、
嬉しい「代替わり」という気がします。
新しいように見えるけど、
そこで展開されつあるのは90s以前に流行ったもの。
打ちっぱなしインテリアは90年代ソーホーっぽいし、
ベティちゃんにいたっては30sだし。
若い人のファッションもよく見ればそれはネオなクラシック。
旧きよきものを今の感覚で再生してくれるのが実にうれしい。
とても刺激的でした。