昭和の時代の町中華のフォーマットは「赤」が基調でした。
しかし平成以降それが崩れ、必ずしも赤にこだわらなくなりました。
房総はいすみ市にある「中華 天心」もまさにそれです。
国道128号線沿い。
大原から南下していくとほぼその存在に気が付かず。
逆に北上したとしても見逃してしまうかも。
そのくらい目立ちません。
ましてや赤ではなく緑ののれんなので中華と認識できないかも。
店内も赤は使われず。
カウンターと小上り。
角っこにテレビがあるのが唯一の町中華らしさ。
メニューはかなり少なめ。
出来るものを絞ったは悪いことではないです。
基本メニューはあるのだから。
ラーメン500円も安いけど、タンメンで550円とは・・
タンメンと炒飯。
実にベーシックなタンメンです。
うん、香ばしくてよい、よい。
スープにもそのうまさが溶け込んでます。
こうでなくちゃね。
求めているままのものが出てくるのが町中華のあるべき姿。
変化や差別化ばかり求められる疲れる現代だから、
こうあるべきがいつでも出てくる町中華は心のオアシスです。
炒飯にいきましょう。
器のおかげかカラフルに見えます。
おお、私の好きなチャーハンの味だ。
べちゃとなることなく、
だからといってパラパラすぎない「しっとり」。
味もしっかり。
タンメンと餃子「タンギョウ」もいいけど、
タンメンと炒飯の「タンチャー」も町中華のゴールデンコンビ。
このグリーンののれんの感じ、どこかで見たような・・
そうだ名古屋の「やお豊飯店」
あそこも建て替えで、
平成の町中華の新フォーマットは「緑のれん」??