「バターコーン(ラーメン)の魅力」その①
ところで、、、北海道へ自身で行く前まで、
どのお店にも当たり前に「バター」「コーン」はあるもの、
そう思っていたのが実は迷信だったという事実を知った時、
まさに膝から崩れる思いをしたものでした(笑)
まぁ、ナポリタンがイタリアにあるものと思っていたようなものですね。
でも、でも、いったん好きになってしまったらもう仕方なし。
小さいころから、みそラーメンもしくは塩ラーメンに
「バター」「コーン」を入れたいと思うのは今も変わらず。
そんなバターコーンラーメンをコレクションしてみます。
最初は千葉県富里にある「北海道ラーメン ロッキー秀」です。
東関道富里ICを下りて10分程度。
街道沿いに目立つようにあります。
ロッキーといえば一時期千葉県が拠点になって広がっていました。
現在はかなり縮小し、流れをくむいくつかの店舗に落ち着いた感じです。
そもそもは札幌ラーメン横丁にある「ひぐま」がルーツということで、
そののれん分けの形態をとって帯広に「ロッキー」がスタートしたようです。
その後、さまざまあって山武市に本店が移動。
やっぱり西山製麺だと「らしく」なります。
ロッキーの代名詞は「かにみそラーメン」だけど、
今日はわき目も触れずみそラーメンにバターとコーン。
なんとバターはあの「マルセイバター」。
このテーブルの年季。
ジャジャーン。
炒め野菜系のみそラーメンとも違うし、大元のひぐまとも違う。
器がデカい!
いい感じの洗面器(笑)
コーンの量も半端じゃない。
それにしても六花亭の「マルセイバターサンド」のバターは、
実体のないものとばかり思っていたらあるんですね、バター単体も。
ネギの上に乗ってすぐに溶けないのがありがたい。
ワカメよりかは入るなら芽こんぶのがありがたい。
みそラーメンにはあんまりチャーシューって必要ないかも。
ほんのちょっとしょっぱくてコクのある濃厚なこの味。
これですね、北海道のラーメンは。
本当はそうじゃないかもしれませんけど(笑)
私のイメージ的にはど真ん中。
やっぱり冬にこれを食すのが一番。
西山製麺を東京で初めて食べたのは、たしか池袋の「はせ川」。
もうなくなっちゃったけど。
かん水多めの黄色いこれがないと雰囲気でないよなぁ。
バターラーメンの発祥は私も行ったことがある「味の華平」だという話だけど、
これは天才的な思い付きですね。
北海道の人からは、バターやコーンなんか入れないよと何度もいわれたけど、
これだけ美味しいんだからもう認めてもいいと思う(笑)
スープが熱いからこんなにコーンがあってもスープが冷めていない。
ご立派。
ちなみにこのスプーン「穴あきレンゲスプーン」というみたいです。
これの発見もノーベル賞もの。
バターが溶けきったら今度は一味の番。
みそラーメンに一味、七味、
これも大発見ですよね。
いやー、美味しかった。食べでがあった。
ちゃんとした本格派でした。
今やちょっと勢力が消えかかっていたロッキーだけど、
このお店は揺るがず健在。
いいお店なので頑張ってほしいものです。