静岡県は熱海の「珈琲専科 讃」
その名前も、実際のたたずまいも、
熱海という町にとても似合う喫茶室=サロンだと思います。
時間をすっかり忘れてしまいそうな優雅な時間を、
美味しいコーヒーとケーキで過ごすことができました。
熱海駅からは平和通り商店街をまっすぐ突き抜けて、
酒屋さんの隣。
ちょっとヨーロピアンな洗練された店構え。
これはサロン的な・・・
まさに喫茶室、サロンだ。
町喫茶、純喫茶とは一線を画します。
こういう喫茶室がこの場所にあったとは。
全てが上品。手入れがきれいで整然としています。
なんともヨーロピアンな、高級なる調度品ばかり。
あ、サイフォンで淹れるコーヒーなんだ。
これは期待できる。
コーヒーは本格的な銘柄の品揃えですね。
全体は特別過ぎない喫茶店の品揃え。
ちょっとお高めかな。
さすがにナポリタンだ、ピラフだはありません。
ぜんぜんそれらは似合いませんから。
この本格的なケーキは魅力的。
ケーキ名からもヨーロピアンな雰囲気が伝わってきます。
ドイツ系が多いのかな?
やっぱりケーキを頼まずにはいられませんでした。
この二つが揃うといかにも「喫茶室=サロン」っぽい。
「讃ブレンド」。
これは実に薫り高い。
とてもとても美味しいコーヒーです。
この安らぎの味ならいつまでも飲んでいられるかも。
ケーキは「サンマルク」にしました。
このケーキはチョコとホワイトのクリームの2層が特徴ですね。
そこにオレンジのペーストが。
うん、実に美味しい!
ただ美味しいだけではなく、
コーヒーにこそ合うようなチューンがされている。
珈琲専科だからこそ。さすがです。
「讃」という名前の由来は存じ上げませんが、
なぜかその店名が納得できる空気感です。
もしかしてアントン・カラス、もしくは越路吹雪「愛の賛歌」あたりかな。。。
いつまでも居たくなる心落ち着くコーヒーですっかり時間を忘れそうだけど、
でも、時間的にそう長居はできないからなぁ・・・
ご主人も奥様(マダム)もとても上品な感じでした。
多分純喫茶は周辺に数あれど、
ここはまちがいなく熱海を代表する「喫茶室」ではないでしょうか。
いわゆる熱海の旦那衆が昼間にちょっとコーヒーを嗜む、
そんな雰囲気が漂ういいお店でした。
「香りたかい極上の一杯を」
看板に偽りなしですね。