
レトルトカレーのなかでも安定度の高い「銀座カリー」シリーズ。
やりすぎず、やらなすぎずのちょうどいいポジション。
特徴は「一晩寝貸したカレー」を最も体現したレトルトともいえそうです。
そこに「スペシャリテ」というのが加わりました。
普段より少し贅沢な気持ちを味わえる、「フレンチベースの技法」と「こだわり素材」が融合したワンランク上の洋食カレー
とHPにもあるように、ノーマル100円台後半の上、200円台後半の値付けです。
ということで明治「銀座カリースペシャリテ 濃厚ビーフカリー」
をいただきました。
いろいろ書いてる文言は別にしまして・・(笑)
注目は製造所。
銀座カリー、というかセブンイレブンを含め明治の生産拠点が
「岩手缶詰株式会社」
あのさんま缶詰の一大メーカー。
岩手が銀座?そう思われるでしょうが、東京支社は銀座です(笑)
ちなみに明治さんは本社が隣の京橋で銀座ではないという・・(笑)
レトルトはパッケージから読み解くものが多いんですよー。
こういうアイデアはウエルカム。
コストはかかるでしょうが。
というわけでアレンジしたわけではないのですが、
何となく今回はトッピング付き。
半熟玉子にチーズ。
スペシャリテでも、一晩寝貸した感は健在。
そもそもレトルトは寝貸してあるのですべてがそうなのですが(笑)
銀座カリーの標榜は洋食カレーなので、
色がデミグラス感を感じさせるし、バターの甘い香りなど、
この濃厚ビーフでも色濃く感じさせてくれます。
ただ実食するとノーマルとどのくらい差があるかは一瞬では感じないかな。
十分美味しいとは思うけど、期待しすぎるとコケる、そんな感じでしょうか。
私はスペック主義ではないのでいわゆるうたい文句は参考程度。
逆に、
銀座ブランド共通の二段仕込みブイヨンをベースに、フォンドヴォーと赤ワインを加え、仕上げのバターモンテでコクと風味をアップさせました。和牛オイルで、上質な甘い香りをプラスしています。
といった文言を堪能してレトルトカレーを味わうというのは全然いいと思います。
まさにその通りだから。
そういう意味でちょっとお高い銀座カリーである存在はアリでしょう。
洋食カレー系はそれでけでは強烈個性を持っていないので、
ちょっとトッピングすれば楽しみが増しますね。
このカレーを大して誉めてない流れになっていますが(笑)、
普通に美味しくいただけるカレーとして選択肢から外れるようなことはないです。
ただ最後に一つ言いますと・・
この青いパッケージは失敗じゃないかと。
シリーズの立ち位置からブルーにせざるを得なかったかもしれませんが、
寒色系はこのカレーの味とは真逆で、イメージにマッチしていないです。
かといって何でもかんでも暖色というのも難しいのでしょう。
店頭におけるフェイスの確保にパッケージデザインは大きくかかわりますし。