町にも、街にも、喫茶店はあり、
街の喫茶店となるとたいてい特有のファンクションがあったりします。
ロックファン、音楽ファン、ミュージシャンたちから永く愛されている
ロック喫茶「B.Y.G」
喫茶店という言い方が当てはまるかは別にして、
カルチャーの街「渋谷」の文化財の一つ、そういってもいいでしょう。
渋谷百軒店(ひゃっけんだな)
渋谷のなかでも歴史ある通り。
いろいろお世話になりました(笑)
喜楽。
この店構えになる前のあの昭和の雰囲気は忘れられません。
このムルギーも何度も何度も行きました。
そして坂上からディープスポット。
左側に「B.Y.G」
Beautiful Young Generation
という意味のようです。
めちゃくちゃカルチャー感。
変わってない。
こういうチャリがさりげなくおいてあるのも似合います。
ほんと、変わってない。
このドアに歴史の一端が。
今日はランチも兼ねて入るので、
オムライスをいただこう。
この薄暗い雰囲気。
アングラっぽさありますね。
うーん、いいなぁ。
全体を見渡しやすい奥の奥に鎮座させていただきます。
ほんと、ロックの生けるヒストリー。
さてさて、パスタもいいけど、やっぱりここはオムライス。
そういえば、オムライスは食べた記憶ないな?
喫茶店です(笑)
いい悪いはあるけれど、落書きって、わかりやすい若者文化。
ダイアトーン!!!!
泣ける。
これは「DS-77Z」かな。
名品です。
中川五郎!
関西フォークの雄。
GARO !
懐かしいなぁ。
鈴木茂は日本の音楽界における宝の一人。
私はあまりプレイスタイルは好きじゃないけど(笑)
この人無しに日本の近代音楽を語ることはできないでしょう。
とかいってるうちに、
サラダとアイスコーヒー。
特別なものを求めてはいけません。
特別な場所で食べるものは、いくらフツーでも特別になるのです(笑)
そしてオムライス。
ロックだ(笑)
最近はトロトロ玉子の露出が標準になりましたが、
喫茶店のオムライスはこういうハードなオムレツチックでなくっちゃ。
これでいいです。
これ以上を求めたりする必要もないし、
この空気感の中で、多少ラウドな音を背景に食せば、
「ご馳走」なのです。
トイレに寄りがてら、地階へ。
まさにアングラそのもの。
「はっぴいえんど」ですよ。
「遠藤健司」ですよ。
エンケンなんて今の人たちはいっさいしらないでしょうね(笑)
エンケンって知ってるは別の人ですもんね。
「RUSTIC」
そういう単語、流行ったなぁ。
私なんかはもうここに来ることは郷愁でしかありませんが、
初めての若い人はここをミュージアムだと思ってくるといいです。
そして、隣も知る人ぞ知る「名曲喫茶ライオン」
この二つが並んでいるというだけでグレート。
ロックとクラシックが100m以内に同居。
この奥の深さが渋谷なんだろうなぁ。