以前、【日本一?と言われる駅そば】「そば処 白樺@茅野駅」
として書かせてもらった茅野駅の駅そば名店「白樺」が、
なんと全く新しいお店に生まれ変わっていました。
ビックリです。
▼この記事はよく検索されました▼
新しい店名は「駅そば 榑木川 茅野駅店」。「くれきがわ」と読むそうです。
これは放っておくわけにはいかない!どんな駅そばに生まれ変わったのか。
ちょうどお昼時なのでまずは食してみましょう。
茅野駅改札を下りてそこで衝撃。
いつもある「白樺」じゃない!
全く知らない「駅そば 信州 榑木川 」という名前に変身。
経営が変わったということですね。
しかもそばは「八割そば」に。
自販機は以前のまま。
品揃えはどう変わったのかな?
駅そばのメニューはだいたいかき揚げ、山菜、きつね、玉子、鴨、とろろなので、
おおきくは変わりませんね。
白樺で、というか信州には欠かせない「野沢菜わさび昆布」
があるのは嬉しい。
とはいいつつ、今日の気分は「かき揚げ山菜」。
食券を順番に置く方法も以前と一緒。
かき揚げ山菜そば。
丼が多様丼から切立丼になりました。
印象が大きく変わり、「ああ、お店が変わったんだ」と実感。
この天ぷらはなかなかいい。
具材が大きく切ってあり、衣が薄く食べ応えありです。
山菜はさすが長野ですね、出来あではあってもフレッシュ。
ちょっと本格すぎて毛嫌いされる方がいるかも。
さて、問題はそば。
確かにそば粉が多く、そばの味わいが強くはあります。
ただやはりボソボソ感も同時に強くなるのはやむを得ないこと。
生麺ではない(冷凍)ということも助長しているのかな。
美味しくないという意味ではないです。
500円ちょっとでこのそばが食べれるなら悪くない投資?です。
つゆはやや甘め。だしもよく効いているし。
これは好きかも。
そもそも「榑木川=くれきがわ」
聞いたことがない名称です。
榑木川とは古代梓川の本流。初代松本藩主石川氏が現在の梓川へ流路を変えたと伝承されています。江戸時代以降は上流の島々谷などから伐採された榑木と言われる屋根材や丸太を街へ運搬する水路で、榑木が頻繁に流れる古梓川は榑木川と呼ばれるようになりました。榑木は松本城や城下町の用材として使用され、榑木川は松本を発展させた母なる川として讃えられています。信州の大自然で育った「そば」を職人が息を吹き込み、伝統の信州そばを生み、伝承していきます。
ということだそうです。
その実としては、そばの製造・販売・本格純手打ちそば屋を運営する
「有限会社 榑木野」が運営する駅そば系に冠されるのが「榑木川」。
冷たいそばも食べてみたい。
そこで、最も基本の「もりそば」をお代わりすることに。
本来なら温かい、冷たいの順番が逆ですが。
「もりそば」
量的には標準かちょっと少なめか。
とはいえ冷凍一玉分なので温かいそばと同量ではありますが。
ネギが多い(笑)
私的には大歓迎です。
もりのがそばの香りが増しますね。
ただやはりボソッとしているため
もりになるとさらに細かく切れてしまうのが玉に瑕ですね。
つゆが甘い!
いわゆる更科系につけるあのあまいつゆ。
駅そばでこんなに甘いつゆは珍しい。
みりんがめちゃめちゃ効いている感じです。
なのでネギをたっぷり入れるとちょうどいいです。
さらにこのわさびも使うとさらにいいかも。
このそばと以前の白樺のそばとどうのこうのというのは興ざめ。
それぞれ全く別だし、それぞれ特徴があって、
同時に食べることができなくなった今は意味のないこと。
ただこの八割そばはもうちょっと改良した方がいいんじゃないかとは思います。
つなぎを多くしてでも、あのボソボソ感をなくしたほうが
結局はよりおいしいそばになれるんじゃないかなかなぁというのが個人的な感想です。
駅の通路にこんなテーブルができて、
この場所でおそばを食べる方もいました。
たぶんこのさき茅野駅のほかに「榑木川」が誕生する予感。
そばはともかく押しなべてよくあるメニュー構成なので、
なにか看板メニューを作るといいですね。
信州らしい、しかも目新しい何かを。