「シティコミューター」っていう言葉が好きです。
自分の乗った軽自動車はみなそれだと思っています。
シティコミューターとは、主に街中での移動などに使われることが多い小型乗用車のこと。通常のクルマと比べてコンパクトな車体であり、1人乗りのタイプと2人乗りのタイプが多く存在する。製品化に際しては、サドルのクッション性やグリップの握り心地など、快適性の面が特に重視される。(グーネットより)
コトバンクだと
主として都市内の移動や近郊からの通勤に使われる小型乗用車。
とありました。
なるほど、前半の説明からすれば軽自動車ではなく、
今販売されているもので言えば「smart」くらいですかね。
でも自分的には後半を引用して
「都市内近郊の移動に使われる小型乗用車」という理解です。
「スバル360」なんてまさにそれなんですね。

私が(自分自身の)軽自動車で初めて乗ったのは
「SUBARU ヴィヴィオ ビストロ クラブ」
今の時代で乗ったらとても乗れた代物ではありませんけど、
二時代前ならとてもとても楽しいクルマでした。
軽自動車にして革張りシートに革巻きステアリング、
ホイールはなんとミニライト。
黒いメッシュグリルにメッキパーツを多用した英国調。
4輪独立懸架、4気筒エンジン。
街乗りはキビキビしていてよかったけど、高速はヤバかったです。
80kmで車体が分解するかと思ったくらい(笑)

その後に来て長く乗ったのは「SUBARU R2」
これは大活躍してくれました。
なんといってもこれぞ「シティコミューター」でした。
自動車史に残る秀逸なパッケージ。
SUBARUお得意の、活発な4気筒エンジン、そして4輪独立懸架。
ただ・・ビストロ同様ストロークがなくさらに硬めで、
特に後席の乗り心地は正直サイアク(笑)
前席ならそれほどまでは気にならないし、むしろホールドがいいくらいなんですが。
ぶっちゃけこれ、2人乗りのクルマでした(笑)
買い替えの時にクルマ屋さんにその話をしたら
「これの後ろに乗ろうとは思わない」って言われたくらい(苦笑)
だからこそ「シティコミューター」だったなと思うのです。
とにかく運転手としては楽しくてしょうがなかったですね。
ハンドリングとかキレキレで。
内装もシンプルだけどデザイン的には個性派でよかったですね。
本当は手放したくなかったけど、同乗者たちが「疲れる」っていうから(笑)
売ったクルマは翌週にはもう売れていました。やっぱり人気車なんですね。

そして今所持しているのが「SUBARU ステラ リベスタ」
これもそれなりに古いけど、最後のSUBARU純血軽カー、
なので4気筒エンジン、4輪独立懸架。
この時代では軽カーにそのスペックを持っているものはなかったですね。
ただしこういったハイトワゴンになると、
シティコミューターという感じはしなくなってきます。
R2は実用性を割り切っているのでその感じがすごくするんですけど、
やはりハイトワゴンは空間、乗り心地など十分すぎるほど実用的。
乗っていて楽しいけど、R2のようなあの興奮が・・・

すっかりSUBARUの話ばっかりしていますけど、
数年前、実は先代のSUZUKI ハスラーのタイアップCMに出たことがあります。
ちょっとウワキをしてしまいました(笑)
今、いくつかSUVコンパクトがありどれも売れています。
実はそれが今の時代の「シティコミューター」なのかも。