
神様が、本当に神様にならてしまった日が訪れてしまいました。
「エレキギターの神様」寺内タケシさん
82歳でご逝去。
まさかのその日にこのようなニュースが流れるとは思いもよりませんでした。
正直に言えば、私自身は寺内タケシさんのファンではないです。
が、この方の功績というか、この方の存在がもしなかったら、
私の好きな日本のギタリストたちが世に出てくるまで、
ずっとずっと時間がかかったであろうことは間違いないと思える、
とても尊敬する存在です。
実際、私の世代だと
エレキギター=加山雄三、寺内タケシの二人で、
外国人のベンチャーズ、日本人のこの二人こそ耳に直接届いたものでした。
のちに大好きになるフュージョンギタリストなんてもっと後の話。
ニュースにか書かれているCharの言葉は間違いなくその通り。
寺内タケシさん抜きに日本の『エレキギター』を語ることはできません。創成期から今日に至るまで、常にギタリストの神様と言うよりは『キング』として、下の世代を文字通りリードし続けてくれました。
民謡からクラシックまで幅広くエレキギターで表現し、その可能性を広げてくれたパイオニアでもあります。微力ながら寺内さんの遺志を継ぎ、私も『エレキギター』を弾き続けたいと思います。合掌
それを表しているのがこの動画。
あの、渡辺香津美、山岸潤史が、
御大寺内タケシ師匠の前では、「ただの小僧」でしかありません。
どうですか、寺内師匠と一緒に「テリーのテーマ」を演奏する、
いやパフォーマンスできる悦びと尊敬具合がひしひしと伝わってきます。
夜空の星の「ジャカジャ~ン」のときなんて嬉しさ噛み締めていますよね。
山岸潤史に至っては流儀が分からずただ狼狽するだけ(笑)
愛用のモズライトも存在感抜群。
バックはナニワエクスプレスの面々。
東原力哉が寺内さんとの共演を思い切り楽しんでるのが分かります。
一流の人たちにして、その上の特別な存在、
これがレジェンドというものなのでしょう。
▼ 本人談:寺内タケシの存在こそエレキギターを始めたきっかけ ▼
渡辺香津美という稀代のギタリスト誕生も、
寺内タケシという存在あってこそ。
プロ、アマ問わず、エレキギターをこの方を通じて知ったという人は無数のはず。
真の、日本の音楽界の功労者の一人と言ってもいいのではないでしょうか。
合掌。