※以下はあくまでも私的検証であり、公式なものとは無縁であるとご承知ください。
代々木公園で行われました、「OUTDOOR DAY JAPAN 2021」(以下ODJ)に行ってきました。
緊急事態宣言が明けて初の、東京都で行われる実質的な大型野外催事です。
その点での運営も注目されていましたし、その成功は今後行われる野外催事の試金石になるいってもいいかもしれません。
結論から言えば現段階におけるベストで行われ無事終了した、そういって間違いないでしょう。
事前の約束事から非常にコントロールされていましたし、
また入場者の意識も高く、現状での気を付けるべきことはよく守られていたと感じます。
この意識の高さはすでに2020年のキャンプやアウトドアにおいて
多くの関係者、多くのキャンパーやアウトドアマンがコロナと向き合ってきた実績と無縁ではなく、
アウトドアという空間の優位性、コロナ時代だからこそのモラルやマナーの在り方が、
キャンパー、団体とも、極めて自然に培われていたからだったといってもいいかもしれません。
確かにキャンプ場でのマナーとモラルのことは未だ一部では問題視されていますし、
これからもかかわる人間が意識を高めていかなければならないことには変わりません。
けれど総体は非常によくできていて、一部報道が先行するほどに荒れたりはしていません。
アウトドアデイジャパンは、単なる見本市でも、アウトレット会場ではなく、
あくまでも「アウトドアの過ごし方」を主催者と参加団体がそれぞれの発信の方法で伝える、
これが行われるべき本来の姿だと思います。
単にモノを見てワクワクするだけではなく、
実はマナーや作法もここで知ったり学んだり、それも必要なんですよね。
老婆心で言えば、そこは参加全団体がもう一歩努めるべき部分だとは正直感じます。
今のままではまだまだ・・・
今回は事前予約制をとっているので、ほぼ通りすがっただけという方はいません。
もちろん、アウトドアの伝播のためには「興味がない人」を引き入れる必要も過去はありました。
しかし、現在は空前のブームであり、そもそも「興味がない人」はもう本当に興味がないので、
「興味がある人」を受け入れるだけでも手一杯だというのが事実です。
以前の10万人がいいか、今回の2万人(くらいと予測)がいいか、
ここは意見が分かれるところですし、別にその両極だけに分断する必要もありません。
過去の経験、今回の経験を経た2022年はさらに新しいカタチを生み出すでしょう。
いろいろなブースに立ち寄り、今回どうだったのかの意見を聴いてみました。
するとほぼ予想通りの3つに分かれます。
①「ぜひ今回のようなカタチ(少数開催)を継続してほしい」
②「どちらともいえない、難しいところだ」
③「やはり以前のにぎわいが欲しい」
①はほぼ展示主体の中規模メーカーさんでした。
今まで以上に伝えるべきをゆっくり行える、それができてよかった、
そんな感じでのこの少数の歓迎です。
いっぽう、物販主体であると③であるのは否めません。
そりゃそうです、母数ありきですから。
いつもの売り切れ続出、それも少なかったですね。
②の意見の方は、規模の大きめなメーカーさんで、
確かに①の要素は歓迎しつつも、やはり本来は人の目にどれだけ触れるかが出展意義でもあって、
この辺はそのメーカーさんのどの部門が出展主体であったかにも関わります。
当然規模を大きく行えないゆえ、出展社も絞られます。
私はそれがちょっと良かったかなと思ってます。
なんていうか、言いにくいですけど、ブームに乗った出展もあったわけで・・
いっぽうで、諸事情で見送らざるを得なかった必須メーカーもあったし、
そもそも主体がオートキャンプ協会であることから、
本来はいるべき自動車メーカーが軒並みで参加できなかったことは残念です。
今、SUVはすごく面白くて、私はキャンプギアに比重がいってしまうよりも、
SUV(もっと言えばカスタム)がしっかりと一堂に会する場所は絶対に必要だと考えています。
それは、わかっているけどそれこそコロナゆえの涙を呑んでの選択でしょう。
体験ものやワークショップも限られていました。
これは密集の観点から仕方ないかな。
とても残念ですけどね。
飲食はしょうがないけど、結果その出店がない分、
圧倒的に会場がきれいです。ゴミ一つ落ちていません。
これは今年。
2019年。
時間帯の問題もあるので100%整合性があるわけではないけど、
それにしたって全然違いますね。
まさに人数制限の効果です。
以下、本年、2019年の交互でほぼ同じ方向を比較します。
SUBARUさんの奥を観てください。
そこが密集地で、ガレージブランド大集合ですごかったのを思いだします。
それを考えれば今年はスカスカ。
これは先に言っておかなければいけませんが、
この図は日曜の2時なのでそもそもが少ないです。
午前にはこの倍はいました。
それにしたって、当時のこんな密は起ってはないですね。
レイアウトが違うから、それもありますが・・
まぁ、、、違い過ぎる(笑)
さてお堅い検証がどうのはここまで!
これ以降は各メーカーさんや、特徴的だった傾向などを留めます。
そして「同窓会」写真も。
なんといってもここ1年オンライン以外では本当に会えなかったですから。
あ、ここに出てこない人がいてもそれに他意はありません(笑)
うっかり撮っていなかった、です(笑)
沖田実行委員長とユニフレームの両エース。
しかしいつみてもあのサングラスは。。。(笑)
キャンプでしたところを見たことがないから、ODJ専用なのかな?
まぁ、気が張っていましたよ、沖田さん。
それはそうです。1年我慢して、今年特別なこととして準備に準備を重ねてきたわけですから。
ほんと、お疲れさまでしたね。
そうそう、このくらいの空き具合。
メーカーさんがちょうどいいというのも分かろうというもの。
出ました!ユニフレームの専売特許「大・中・小・攻撃」(笑)
中が出て、次に大が出る、最後に小が出て、いずれ中だけになる(笑)
長く使いたい人は中、プレミアで選ぶなら大か小(笑)(笑)
ユニフレームと他メーカーの圧倒的な差は、互換性だと思います。
新しいアイデアが出ても、何らかの形で以前出たものとの互換性がある、
これがなしえるのは「定番」を創れているか否かですね。
LOGOSさんは以前のような独立独歩ではなくなりました。
どちらのがいいとかそういう意味ではありません。
ヤマギワ電気のショールームか!(笑)
業界を今引っ張っているのは間違いなくテンマクとDOD。
DODは製品のスピードとハートをつかむ商品企画&ネーミング、
テンマクは圧倒的なTCシリーズの展開=焚き火との相性からの支持、
そしてあの「流通革命」です。
こういうのを”エポックメイキング”と呼んでいいでしょう。
今度は新たにハンモックテントをぶつけてきました。
なかったわけではないけど考え方がちょっと違いますね、これは。
見てみれば一目瞭然。
新アイテム登場でさらなる大ブームの予感。
櫻井さんと炎幕。
頑張っている佐久間くんは、今週発売になる渾身の著書
「キャンプ職業案内」、そしてガレージテントをバックに。
私もそうでしたが、自身だけで文章を叩き込んだ著書は一生の宝になります。
独立独歩のCHUMS。
こういったら怒られるけど、全てが「ノベルティ」感覚なんですよね。
だから希少性を感じるのだと思います。
他のブランドではこれが出来得ない。
相変わらずの、いっちー(笑)
彼の引っ越しの話を聞いてぶったまげました。
というか、リモートの時代、そういう選択があるのかと・・。
彼の新しいアウトドア歴がもうすぐ始まるかも。
何となく「アウトドア 秘かな新3種の神器」があるような気がしました。
焚き火がどうとか、テーブルがどうとか、昔からの必需品の延長ではなく、
このキャンプブームだからこそメインにのし上がった、そんな3種です。
ひとつめはボックス&コンテナ。
多分、今キャンプを始めようとする人、ここ数年で始めた人にとって、
ボックス、コンテナを使うことは当たり前中の当たり前じゃないですかね。
そして、色がカーキ、オリーブ、サンド、ブラックであること。
赤やブルーなんて見向きもされないでしょう。
もうひとつが「マグ」
いやいやマグなんていくらでもあったでしょう、といわれるかもしれませんが、
今必要なのは、スタンレーも含めて「見せるマグ」です。
実用性とか何とかも一応言われてますけど、絶対に「見栄え」ですよ(笑)間違いなく。
ファッショントータルコーディネートアイテムとしてのマグ。
だからやっぱり色もオリーブとサンドは外せない(笑)
そして最後の一つは、LEDランタンというかLEDフレーム(炎)
これはもう時代の流れで当然だし、じゃんじゃん出てきていいんじゃないですか。
上記の3種の神器に次ぐのが「バッテリー=電源」ですよね。
これは値段の問題もあるので、神器となるほどまでにはもうちょっとかな。
いっぽうで、クラシックなランタンは意味が深くなっています。
ビブラントさんがこうやって出店してくれるのはうれしいこと。
だって本丸のコールマンでさえもう持ってきてないので(笑)
石角さんによれば、コロナで流通が止まっていてなかなか在庫が揃いにくいとのこと。
ウチの10数個、今度出品しようかな(笑)
で、コールマン。
LOGOSとともに本来ならもっと規模感かがないと味が出しにくいし、
訴求テーマの訴えかけもしづらいから難しかったと思います、今回は。
ガッキーとあいちゃん。
マスクしてなきゃもっと美男美女なんですが(笑)
今回用のシャツ、ちょっとカッコよかった。
コールマンの火器に、こういうのが出たというのはちょっと驚きなんですよね。
しかもOD缶だから。
でもスタイルはコールマンというか、アメリカンクラシックなのはいいですね。
えーーと、先に言っておきますが、
如何にも取材をしているという風の「ヤラセ」です(笑)
主演:ガルヴィ 風間編集長@ビットコイン
助演:実日 まいちゃん@ニューフェイス
共演:ユニフレーム営業部@納期たいへん(笑)
FMヨコハマ ザ・バーンチーム。
言わずと知れた井手大介さんと辰巳さん。
お!三浦さんのGOOD IDEAもこんなところに。
ヤマケン、出口で常に声を張り上げて一番大変だった思います。
いくら拡声器をつかってもマスク越しは本当に厳しいのです。
北海道からの片山さんとともに本当にご苦労様でした。
あ、となりのサングラス、なんか今日会った気がするんだけど、
最近物忘れが激しくって・・ダレだっけな???
え? セントポールの後輩??
ダレだっけなぁ~、う~んw
ご苦労さまでしたw
あったあった、オンウェイのこれ。
私が5年のアパート暮らしで毎日毎日座っていたチェア。
全くへこたれなかった。
これ、今後本来のあるべき外に戻そうかな・・。
こういうオプションのクッションカバーが出たのであれば、
やっぱり家で使おうか(笑)
すごく人気のなかったブロンプトン(笑)
こういうアイテムに興味が全く向かないっていうことに、
このブームの落とし穴というか、今後の心配事があるんですよね。
今はKHSのミニベロがあるからいいけど、
いずれビアンキも整理して、ブロンプトン一本にして、
そして、自動車で移動して、昼間はツーリング、
その流れでキャンプをし、面白い料理を作り、夜には星をゆったり見る。
これができたら今までずっとしてきたことが、自分のキャンプのカタチとして集大成になる。
あと一つ、ここに加えたいことがあり、それをアウトドアデイで見つけました。
これは買いたい!という商品は別に一つもなかったけど、
やりたいことのヒントはこの日に見つけました。
私にとっての「アウトドアデイ ジャパン」はそういう場所です。