
安定のS&Bから出ている「神田カレーグランプリ」シリーズ。
「噂の名店シリーズ」に比較するとちょっと懐疑的なシリーズなんですが(笑)、
なにしろボンディがあまりにも良すぎたので他もどうかな?と。
そこでちょっと風変わりな
「神田カレーグランプリ お茶の水、大勝軒 復刻版カレー お店の中辛」
を選んでみました。
つい、この名前に期待しちゃうなぁ。
第7回優勝。
このレトルトカレーを食す時には特段意味のない情報。
私にとって、です、あくまでも。
池袋の大学にいた4年間、さすがに3桁とはいえませんが、
それに近い回数で通った東池袋大勝軒。
その頃にスマホでもあったら、きっと毎回山のように写真を撮っていたでしょう。
今は記憶をたどるしかありません。
果たしてカレーライスがその頃あったのか?
うーん、どうにも思い出せません。
1回店内の張り紙メニューが変わったのは覚えており、
その前に「カレーラーメン」があった気がしていて、
さらにはカツ丼のようなごはんものがあった「気がする」のです。
しかし「カレーライス」は全く記憶がない。
というか当時この店にご飯ものを目当てにしようとかそんな気はさらさらなく、
とにもかくにも「もりそば」「もりなま」「もりチャーシュー」「中華そば」
の無限ループだったので余計覚えていません。
ただ、お茶の水では数度食させていただきました。
よくいう野菜ゴロゴロというやつですね。
色合いはもう「カレーライス」という表現にピッタリ。
私の中では「ライスカレー」となるともっと黄色くなります(笑)
レトルトの中では肉塊が大きいほう。
そこを求めてはいけないカレーなんでしょうけどパンチがない。
これがあってこそ「〇〇シリーズ」なはずなので、
ここまでオーソドックスであれば他のベーシックレトルトでいいのでは?
私のような直接に山岸御大に会えた世代は、
このカレーを通じた郷愁を感じることもあるかもしれません。
味とは無縁かもしれませんが。
むしろ山岸さんの名前だけを知る世代が冷静にこれを食べてどう思うのでしょう。
いや、逆なのかな?
神格化された方が作り出したカレーということに純粋に酔えるのかも。
正直とても難しいカレーだと思ってしまいました。
もしかしたら、、、、ファーストタッチはピンと来なくても、
数回食べ進めていくと味わいが深くなるのかも。