おかげさまでまたもや老人の階段を順調に昇ることができました(笑)
本日3月13日、無事にまた誕生日を迎えることができました
いくつになったかは言うの恥ずかしいので、適当に想像しておいてください(笑)
さて、この日、どうしても取り上げたい曲があり、
自分にとってとってもとっても大事な1曲です。
昭和歌謡?とは思いますが、ドラマのテーマ曲なので一応その範疇にはなるでしょう。
トランザム 「あゝ青春」 1975年(昭和50年発売)
松田優作、中村雅俊ダブル主演「俺たちの勲章」の主題歌。
本当に思い出深くて、私の原点であり、その名のまんま「あゝ青春」です。
だいたいこういう昔語りばっかりしているのがジジイの証拠。
もう先がないから、後ろばっかり振り返ってます(笑)
作詞 松本隆 作曲 吉田拓郎。
この曲で初めて、高校1年のとき、ステージに立ちました。
近隣の高校の軽音や音楽サークルの合同ライブが毎年あって、
その時組んだバンドで「あゝ青春」をけっこう大きな会館で演奏。
何故か?私がヴォーカルであったわけです。
クラブの名前は「音楽村」。のちに私は部長になるわけですが、この時はまだ1年。
選抜バンドをクラブで組むことになり、高校1年で5人の中にはいりました。
この「あゝ青春」を選曲したのは2年の先輩、私の前の部長小泉さん。
私は当時「拓郎」が大っ嫌いで(笑)、何でこの曲を歌わされるんだろうと
けっこうむくれていたことを思い出します。「風」とか「アリス」がよかったのに(笑)
それでも練習の2か月、毎日毎日放課後歌っていたら、
なんかこの歌に素直にジーンと来るようになってきてしまい、
ステージに立つ頃には感情が爆発してしまうほどシャウト。
特に「あゝ青春は 燃える陽炎か」のときには涙ぐんでしまうほど。
実はそうなってしまったのは、バンドに一緒にいた女の子に恋を抱いてしまったからです。
ところがその子はバンドの2年の先輩に惹かれていて、それを知っていた私は苦しくて苦しくて
余計この歌の歌詞に嵌ってしまいました。
想いかなって、翌年二人はカップルとなることができました。
この後の2年、本当に楽しかった。最高に青春。
しかし卒業と同時に残念ながら二人は別れてしまうことに・・
それから30年以上経ってSNSで再会したのです。
なんとおどろいたことに、私の同級生でとても仲の良かったA君と結婚していました(笑)
これはさすがにえらく複雑な気持ちにはなりましたね。
その時改めてこの曲を聴き直したんですけど、沁みたなァ。
「哀しみばかり数えて 今日もくれてゆく」
吉田拓郎版。
本人も語っていますけど、この曲はそもそもインストで、
その後歌詞が付いた、拓郎では極めて珍しい「曲先」。
「詩のイメージからメロディを付ける」という「詩先」がほとんどの中、
「よくこんな数え歌を付けたよね。さすが松本隆」と言っていたので
本人も相当気に入っていたのでしょう。
ファンならだれでも知っているつま恋でのオープニング曲。
この篠島でも大盛り上がりですよね。
それにしたってこの時代にこれだけの人を集める吉田拓郎という存在がいなかったら、
その後のミュージックシーンは大きく変わっていたかもしれません。
よく聴くと、歌詞が違うように聞こえます。
「二人じゃ息さえもつけぬ部屋」
本来「二人じゃ息さえも詰まる部屋」のはず。
これは間違ったというよりわざとそうしているかもしれないし、もしかしたら拓郎が思い違いに気づかないのかも。
後年は歌詞は直ったみたいです。
それと符割も違っていて、トランザムは
「ふーたぁりじゃあ」
拓郎は、
「ふたーりぃじゃあ」
で、私は拓郎節で歌いました。
他のライブでもそう歌っています。
イントロのサックスはジェイクかなぁ、いいですね~。
「青春」
今の時代死語に近いけど、
自分たちはこれがメインテーマというか、生きていく指標だったと思います。
熱く、漲るなにか。
あゝ青春は、燃える陽炎か。
もう青春は、消えゆく幻か。