
キャンプ場の理想のカタチ、それはキャンプ場を拓かれた方みなさんの共通の思いで、
その地を選び、その地で心血を注ぎ、理想の実現を目指して創られているのだと思います
だからこそキャンプ場の上下なんて本来はありません。
震災から10年、どうしても頭の中に蘇るのは、
あるキャンプ場の、これからだった”ひとつの理想郷”の記憶です。
福島県浪江町「あぶくまフォレスターズビレッジ kobitto」
2009年に始まり、3.11にして記憶に中に封印されてしまいました。
初めてそこへ訪れ、そしてキャンプをしているとき、なんだろう、
「お前のキャンプは、急ぎすぎていないか?」
そんな声が聴こえてきたのです。
そのくらい、悠然とした時間がそこに流れていて、
この場所を離れたのち、キャンプ感が少し変わっていったような気がしたのです。
もし、もし、この空前のキャンプブームの中、
「あぶくまフォレスターズビレッジ kobitto」が今もあったなら・・・
ある日の、
「あぶくまフォレスターズビレッジ kobitto」のキャンプ風景を
サイレントでお届けします。
いまはもう訪れることができなくなった場所ですが、
もし、みなさんがこの記録に何かを感じてくれたのならうれしく思います。
この指の先は何を指していたのだろう・・
二人はこの後、新しい理想郷を今も切り拓いています。