【正直どうなんだろう？】矢場とん矢場町本店「極上リブ鉄板とんかつ定食」

＊緊急事態宣言以前の訪問です

ものすごーく久しぶりだった名古屋での「矢場とん」

何しろ今や東京でも数店舗があり、

本場名古屋に行かないと食べれないものでもなくなってしまいましたから。

とはいえ、名古屋にいるからこそ本場で食べるのもいいじゃないと

矢場町の本店を10数年ぶりに訪問。

・・・しかし、そこに待っていたのはあまりうれしくはない現実でした。

飲食は「そういうこと」もあります。それがあっての食べ歩きです。

しかしこんなすごいビルだったっけか？（笑）

YABATON SHOP！

こんなものまで。

なるほど、ステイホームにも対応できるし。

懐かしいというより、なんか景色変ったなぁ。

入ってすぐ案内されたのはカウンター。

さて、、、どうしようか、、、

ここは定番のみそカツ丼かな？

いやいやセパレートもアリだ。

いやいや、海老ふりゃーもあるわね。

これはないか（笑）

なに！？　「極上リブ鉄板とんかつ定食」と。

これは本店に来たからこその選択になる。

よし、これでいこう。

ねぎ乗せなんていうのを見てしまうと気持ちがそっちへ行ってしまう。

鉄板は常にこうやって固めて熱しているのか・・。

どうも跳ねるということでこんな紙エプロンが配られます（笑）

どっかーん！！

あれ？待てよ。

エプロンなんかいっさい要らないくらいなんの跳ねもない。。。

多少パチパチはいっていたけど。

もう数秒でおとなしくなったし、特に湯気がでるわけでもない。

姿はなかなかいいんだけどなぁ。

さて、定食が揃ったのでいただきましょう。

なんだかどれも工夫がないというか、大量を裁くだけのものというか・・

では端のほうから。

・・・うう～ん、悪くはないけど感激もない、それが一口めの印象。

ガツンとこなかった。

なんだろう、鉄板焼きにしたコンセプトが見えないというか。

例えば、敷いたキャベツが鉄板で焼かれ、

みそカツが蒸されて独特の味わいになる、これならわかる。

そうじゃなくってカツがシナシナのキャベツにただ乗ってるだけなんだよなぁ。

そしてつい釣られてネギ乗せにしたけど、

なんの味もないネギがこれだけ乗ってるとみそが負けちゃって、

なんだか美味しさが相殺されてる。

妙なこと考えず、ストレートなみそかつの丼、

もしくは定食にしておくべきだったか・・。

蒸されるというよりびしょっとなってしまっているので

みそカツの味は薄まるばかり。

リブのカツ自体はなかなかいいと思えるので、なんとも残念。

結局キャベツも焦げてべたっとくっついて食べれないし。

しょうがないから別盛りでお代わりだな。

すりごま、一味、これはいいかも。

だいぶ修正出来た。時遅しだけど。

そういえば・・・

これは味のこととは全く別のこととして。

私が座ったのかカウンターの最後尾。

つまり厨房の入り口すぐのところで、店員さんが出たり入ったりの場所。

それは全然いいんです、活気ある場所なので。

ところがこの日の女性店員さんが、私の後ろを通り過ぎるとき厨房に入ってから、

ずっとブツブツと文句を言っているのがモロ聞こえだったんです。

「ほんとにもう」「はっきりいってよ」「なんなのあれ」とか。

お客さんに対してではなくおそらくて店員さん同士のことなんでしょう。

本人は小声のつもりなんでしょうが、確実に聞こえるボリュームでした。

人気店ゆえ、忙しい場所ゆえ、そうなってしまうことも多少は理解します。

けれど、そこはお客さんの前、近辺では何食わぬ顔でいるのがプロのはず。

手広く商売をするということはブランドとして成功の証し。

成功するのは当然そこに輝くものがってこそ。

ところがその時出来てしまった「忘れ物」につい気が付かなくなる。

私はもうビッグブランドビジネスからは卒業しましたが、

この「忘れ物」というものがどれだけ大きなものか、

外から振り返ることができたので見ることができました。

ちょっとしたことなんですけどね。自分だけが気が付かないだけで。

お腹は満腹にはなったけど、心が満福にはならなかった・・

ちょっと寂しい思い。

すぐ近所の、私の大好きな味仙矢場店はまた今度。

ホルモンラーメンは制しているのでとうぜん「ハーブ麺」を試さねば！