アパートを退出して1か月。暮らしぶりは大きく変わりました。
ただ自分の家に帰った、それだけではあるのですが。
最初の数日はさすがに引っ越しの忙殺で実感がわいてきませんでしたが、
その後緊急事態宣言の中のテレワークも重なり、
急速に「ああ、家にいるんだな」と感覚が戻ってくるようになりました。
それは家族毎日食事を共にするようになったこと、
本来の自分のベッドで毎日就寝すること、それらが主ではあるのですが、
実はいちばんそう思えるようになったのは
やはり「ネコさんとの時間」が圧倒的に増えたこれが大きいと思います。
たしかにアパートでの時間は、誰とも接触しない分自由な時間もあったし、
気楽な部分もありました。
それこそソロキャンプのように。
でも、ふと家族と一緒にいないことにすごく淋しくなったり、
独りの食事がこんなにも虚しいものなのか、そう感じること繰り返しであったのは事実です。
そして、「そこにネコがいない」という事実。
これも本当に寂しかった。
毎日普通にネコさんたちが目の前にいる、その風景は今の心の癒しです。
家を留守しがち=アパート生活の間に、ネコさんたちも成長しました。
それぞれがオトナになりました。
長男であるゆめは、この6年ですっかり私が主人であるという感覚がなくなりました(笑)
「たまに帰ってくる人」になり下がり、息子が代わって彼の主人に。
その息子への甘え方が尋常ではありません。
まぁそれだけ社会人数年となった息子を認めた、そんなことなのかもしれません。
ネコは人を見る目、周囲の空気がよく読めますので。
私がその地位に返り咲くのはもう無理かな(笑)
りんちゃんは逆に毎日私に甘えに来ます。
目の前ですぐコロンとなって「撫でてください」と猛アピール。
可愛いのなんのって。
家に戻って最初は家族とぎくしゃくする場面があり、
向こうにとっても数年のブランクの違和感を消せなかったのだと思います。
けれどりんちゃんはそれを察してくれるように、家に帰ってきたことを喜んでくれ、すごく私に甘えてくれました。
やはりネコは空気が読める、本当に思いましたね。
アパートから持ち帰ったものの多くに黒猫グッズがあります。
壁時計、このティッシュボックス、トイレットペーパーホルダー、タオル、クッション、
数えたらきりがないほど。
ちょっとそれを見て、アパート時代をほんのちょっと懐かしむ、
今はすっかり自宅慣れしてそんな感じです。
家に戻り、何もしないと久しぶりの存在感を表せないので、
そこで始めたのが「風呂のセルフリフォーム」
なにしろもう四半世紀の家ですし、やはり男手がないゆえ出来ていなかったことがあります。
実際「リフォームをしよう」という流れで私以外は固まっていました。
そこで「ちょっと待った。そんな大金を払うなら私がやろう。その結果を見てから再考してくれ」と。
で、一念発起。必要なものをカインズで買いそろえ、徹底的な汚れ落としから始め、
それを3日くらいかけ驚くほどピカピカに。
「バスルームが急に明るくなった」そう言わせるほどまでできました。
さらには古くなったシャワー栓の交換。
シャワーヘッドはもちろん、サーモスタット栓の大工事。
水道屋さん並みの工事をしましたがこれも出来、現在快適に。
そして次に取り掛かっているのは脱衣場・洗面所のリフォーム。
まずどうしても避けられない黒カビをすべて除去。これも4日かけてほぼ完ぺきに。
剥がれた壁紙は全補修、さらにコーキング。
これも家族たちはありがたってくれ、いつしかリフォーム話も立ち消えに。
次はまだ片付いていない引っ越しのもの、特にキャンプ道具の整理ですね。
これを新たに借りたコンテナで整理付けるにはあと1か月はかかりそう。
寒いとふきっさらしでとてもできないけど、3がつになれば一気にやれるでしょう。
同時にキャンプ道具の大幅処分もしなければ。
さらに、クルマの補修を急がないと。
アウトバックはアンダーカバーの大きな傷を何とかしないといけないし、
R2はそもそも息子がぶつけた(笑)大きなへこみを、これは板金で治してもらい必要があります。
それぞれ完了したら強力なワックスを縫ってピカピカにしたい。
今までの二重生活で時間を取って出来なかったこと、これを半年で次々と片付けていきたいです。
自分の部屋も当然リニューアルさせたいし。
こんなことを考えうようになって初めて
「独り暮らし」の卒業といえるかな。