
野菜カレーはレトルトの一番難しい分野だと思います。
原形をとどめることも難しいし、
もしそれに成功しても肉類のパンチにはどうしても及ばないので。
ところが、やはりさすがの中村屋。
この「インドカリー ベジタブル」はやってくれますねー。
これは納得の野菜カレーレトルトです。
6種類というのは、玉ねぎ、トマト、じゃがいも、にんじん、
そしてかぼちゃと「白花豆」。
その白花豆は白いんげん豆のことかと思いきや、
姿・形が似ている白花豆と混同されることがありますが、白花豆はいんげんまめではなく、べにばないんげんという別種の豆で、扁平な大福豆と比べると厚みがあり、豆粒自体もかなり大きいので容易に区別できます。
と、別物だということ。
見た目がもう・・・
これが家で食べれるなんて。
お店でこれを出されても何ら不思議に思わないだろうなぁ。
これで500円以上だったら、まぁそのくらいだろうと思うけど、
300円以下でこの仕上がりはすごすぎる。
中村屋はOEMも含めて多数あるけど、
この「インドカリー」シリーズはレトルトカレーの白眉じゃないかなぁ。
では、いただきます・・・カレーがうまい!
当たり前だけど(笑)
このとろみとサラリの中間が、まさに間違いなく「中村屋の」インドカリー。
カレールーのカレーはこうならない。
野菜というと最初から甘口と想像しがちですが、
けっこうな辛さとスパイス感があります。
そこにカボチャが少し溶け出していて、
あのほうとうのような甘みがトマトの酸味とともにほどよく加味されています。
具として野菜の入ったカレー、ではなく、野菜とのハーモニーカレー。
そして特色を出しているのがこの白花豆。
インドのダルカレー的な小さな豆ではないので、
野菜の具材だと実感。
いやいや、やっぱり恐れ入りました。
中村屋のレトルト。毎回降参です(笑)