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【この目で見た!】マラドーナ VS ストイコビッチ @W杯イタリア大会

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マラドーナ逝去。

この目でマラドーナの試合を見たことが一度だけあります。

それは1990年 ワールドカップ・イタリア大会の「アルゼンチン対ユーゴスラビア」戦。

なんとその時私はイタリアに2週間滞在していて、さらに偶然にもW杯を見に行けたのです。

そうできた事情の詳細は省略しますが、これは我が人生におけるかなりなトピックスでした。

だって、海外のWカップの試合を見ることができたのですから。

しかもそこにマラドーナがいたのです。

そして対戦相手にはあの「ピクシー」ストイコビッチがいたのだから、なんと幸せな日であったことか。




PK戦では両チームの背番号「10」が、そろって失敗。試合後、マラドーナさんは涙を流すストイコビッチさんを抱き寄せて言ったという。「泣かないでほしい。これが人生だ。きょう私は、君がどれだけ素晴らしい選手かこの目で見た。君には明るい未来しかない」。失意の底で唯一救いとなる言葉だった。


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このシーンですね、きっと。


正直イタリア大会のマラドーナは絶好調とは言えず、

むしろとにかく倒されるシーンばかりで、まともなプレーをさせてもらえなかった、

そんな印象が強かったですね。

それだけ各チームが全力で「神様」を潰しにきたということでしょう。

1次リーグでブラジルに敗れた時点で、もう終わったと思ったくらいでしたが、

それでもそのご決勝まで進んでいったのは、アルゼンチンの自力というより

マラドーナがチームにいる、まさに神通力が働いたとしか思えません。



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この2チームがぶつかる前、前評判通りにいかないマラドーナをしり目に、

すっかり天才ぶりを発揮したのがストイコビッチ。

スペイン戦での活躍、特にこれも一つの伝説と言っていい驚異的なカーブのフリーキックで、

たしかそこから「ピクシー=妖精」と呼ばれたと思います。

とにかくすごかった。間違いなくスター誕生。

そしてマラドーナとの対決。場所はフィレンツェのスタジアム。

会場はめちゃくちゃ盛り上がっていましたね。日本のサッカーの試合とは大違い。

なんだろう、お祭り以外の何もでもなかったです。

あの時ほとんどがミラノかフィレンツェのホテルに泊まっていましたが、

特にミラノは完全に不夜城で、各国のサポーター、いやあれはフーリガンかな、毎晩フラッグを振りながらのデモ行進。

あれは後にも先にも体験したことがないくらいすごかったです。


試合当日、いい天気でした。

開始からずっと膠着状態で、一変したのが退場者が出て以降。

ところがそこからのストイコビッチはすごかった。まさに大車輪の活躍。

結果はPK。10番が双方PKを外すなど波乱。

試合を分けたのはGKゴイゴチェアが全好調だったこと。


マラドーナはストイコビッチにはきっと爽やかな感情を抱いたんじゃないかなと思います。


私はこの大会ではイタリアを応援していて、特にジャンニーニ贔屓。

バッジョ、バレージでもスキラッチでもなく。いいゲームメーカーでした。

イタリア大会は、マラドーナの大会とはならず、結果ローター・マテウスの大会だったと思います。


各ワールドカップには悲劇の英雄が存在し、

西ドイツ大会のクライフ、アメリカ大会のバッジョ、イタリア大会のマラドーナ、

がそれだと思います。しかしクライフ、バッジョは1大会だけの話。

前大会の英雄が、4年後悲劇の英雄になる、

マラドーナとはそういう存在であったと思います。





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by sammag | 2020-11-27 01:35 | SAMの雑話・雑感 | Trackback | Comments(0)

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