
らんちばさんは、僕に対し「原理主義的で頭がちょっとお堅いのではないでしょうか」と問うてきました。これに対し、僕は、「冷やし中華にも歴史的な文脈があり、定義もある程度存在する。それを無視して、冷やし中華を語ることはゆるされるのか?」、と応じたいと思います。冷たい麺料理なら何でも「冷やし中華」になる、と考えるのは、それこそ「思考停止」ではないでしょうか?「冷やし中華」がある程度「観念」をもつ概念であるなら、その観念に対しては、最大の配慮をすべきではないでしょうか?
kei氏はつけ麺こそラーメン店が夏のメニューとして開発されるべきだとおっしゃっています。そうだとしましょう。そう考えたときに、理想形のつけ麺とは、現在主流の麺が冷たくてつけ汁は温かいものより、麺もつけ汁も冷たいものではないでしょうか?そうだとしますと、つけ麺とは、甘辛酸の冷たいスープに、冷たい麺をつけて食べるもの。が、基本形になるのではないでしょうか?あれ?これって、要は冷やし中華ですよね。冷やし中華の範疇に入りますよね?