あの、吉田ソース社長の実姉が開かれている
京都の楽しいお店「吉田キッチン」を訪問してきました。
いやー、ひさびさに「愉快で、美味しい食事」ができたと思います。
京都の、穴場中の穴場かもしれません。
※撮影のため一時的にマスクを外してもらっています
場所は五条。
といっても近辺はいかにもの町屋ばかりに囲まれた割と落ち着いたところです。
いい感じの風情があり、おそらく外国人客向けであろうドミトリーが多数散在しています。
たまーに、こういうお店があったり。
この舞い散る桜の白壁が「キッチン吉田」
一見スナックのような雰囲気を醸し出していますけど違います。
お店に入るとカウンターと奥の座敷。
京風とかとは違い、むしろ洋風。
青いLEDがスナック感を煽っているのかな?(笑)
この通りアメリカで大成功された弟さんの紹介が。
日本だって、コストコへ行った人なら「吉田ソース」を知らない人はいないでしょう。
キャンプ絶好調のころ(笑)、私もだいぶ使いましたね、吉田「グルメのたれ」。
キッチン吉田ではありますが、店主は太田紅后さん。
これで「くみ」と読ませるのは珍しい。
基本メニューはお酒用で、実際はボードの日替わりメニューから。
これらの「おばんざい」がカウンターに並びます。
おばんざい形式だけど、いわゆる京都風メニューというわけではありません。
お通しはチャプチェ。
一口いただいてわかったのは、料理のベースは吉田ソースだということ。
ベッピンサラダ。
初来店では強制的に出される(笑)ということ。
挨拶代りということですね(笑)
ところが、これがめっちゃウマい!
食べたことが無い味付け。
もしかしてこれも吉田ソースが入っているんじゃ??
本来ならこういうフタもなく、壮観なおばんざいが見れたんだろうけど。
詮無いことです。
骨まで愛してのイワシの甘露煮(笑)
骨まで〜♫とか若い人は知らんだろーなー。
たまねぎを炊いたもの。
ネーミング忘れちゃいました(笑)
さあ、どんどんいただくぞ!
これも吉田ソースなんでしょうね。
てか、照り焼きや甘露煮って基本吉田ソースと近似値ですよね。
あ、うまーい。
はらわたの苦味が甘辛タレと相まって。
煮魚に吉田ソース使ってみようかな。
これはまたうまーい!
たまねぎには軽い軽い風味付けだけで、ソボロをちょいパンチある吉田ソースというバランスが良く考えられてるなー。
「日本一美味しいポテトサラダ」
ポテサラその根拠はどこにあるのかを聞いたりしたら愚の骨頂、無粋。
ママがそういうんだったらそうなんです(笑)
それはさておき必ずたのみたくなる一品であるのは間違いなし。
あ、これ、美味しそう〜、ブタの角煮。
「たべてみはる?」
「お願いします!」
ネギが・・(笑)
ネギが・・(笑)
美味しくないわけがない!
「スジとじゃがいもの煮物」
これぞ吉田ソースの本領発揮。
美味しくないわけがない。
実はここまでかなり吉田ソースベースを食べてるはずですが、一向に飽きたり重かったりしません。
これがノウハウなんでしょうね。
1席は離してソーシャルディスタンス。
「満杯の時からみたら収入減るけど、そりゃしゃーない。
ウチは”ソーシャルディスカウント”でやってるから!」
ははは!ソーシャルディスカウントとはウマいこという。
ママの楽しい話が止まらない。
「あんたいくつ?え、ハタチ?
そんなもん、もっと経験積まなきゃあかん。
オトコなんて取っ替え引っ替えでよろしい。
去る者は追わず。向こうから頭下げてきたヤツだけつかまえとったら、それでええわ!
ホンマよ。」
娘への指導ありがとうございます(笑)
さらにおとなりさんのご夫婦ともすっかり仲良くなりました。
「縁。縁は大事やと思うわ。
また運命っちゅうものがありますやん」
私も心底そう思います」
「明日どこ行きはります?
もしよかったら瑠璃光院へ行ってみてください。
普段入るのさえ大変だけど、今空いてますから」
結果、この情報は最高の情報となりました。
縁ですよ、縁。
「今日はもうお仕事終わりやな。
カンパイしよ!」
そしてなんとここからママのリサイタルが!
実は若い時はシャンソン歌手、その後ジャズシンガーになったそうで、
その美声が今も健在。
※十分に距離を取ってくれています
「人待ちの人生 私はあなたの太陽です」
「ウチはリピート率100% また来てや。おーきにな」
もし次回京都に来るとき、そうするでしょう、きっと。
京都の、観光地ではない街並みを眺めながら帰るのも、とてもいい。
そして、ホテルへ。
いい夜でした。