CAMP HACK の連載「SAMの Camp Tips!」の
#04 「小川張り」って、実はワタシの造語です
が掲載になっております。
とてもたくさんの方にご覧いただけてるようでありがとうございます。
私の思った以上に「小川張り」がキャンプの一般的な用語になっているんだなぁと
驚きをもって実感しています。
さて、ここではCAMP HACK本編では語れなかった続編をちょっと書いてみましょう。
もちろん本編で語りつくしていないというわけではないので、
ちょっと「蛇足」くらいのウラ話です。
今回この話を構成するにあたり、協力してくださったのがcampal japanさんです。
私もすっかりお付き合いが長くなって20年は超すようになりました。
考えてみればオガワブランドでキャンプをしたのはそれこそ半世紀前ですからねー。
すごく息が長くて日本のキャンプを黎明期から支えてくれたんだなぁと思います。
画像もわざわざ現社長の伊川さんが手配指示してくださいました。
他の場所でも書いた通り伊川さんとも長いお付き合いで、
それこそオガワのキャンプイベントの朝は、元T社長の歯磨きと伊川さんのジョギングから始まる(笑)
というのが定番でした。伊川さんは背も高く身体をいつも鍛えられていて今もスリム。
実は・・・今回の連載の最後にもう一文あって、諸事情でカットとなりました(笑)
それは、
「ちなみに現在のcampal japanの社長はイガワさんです(笑)」
というオガワとイガワ(さん)をかけたたじゃれがありましたが、
伊川さんとの長い付き合い前提でのギャグにつもりだったのですが、
それがはっきりわからないかたから見たら失礼になってしまうとマズイか、
ということでカットとなりました。
さて「小川張り」なんですけど、その原型であるシステムタープを初めて見たのが
千葉の某キャンプ場で行われたなんと珍しいogawa campal(当時)とUNIFLAMEの合同展示会でした。
「へぇー、これは面白い!」今でも記憶に残っています(写真もどっかにあるんじゃないかなぁ)
結果システムタープをその後購入していませんが、
別のヘキサと「アーデイン」というモデルを手にして、それで小川張りをしたのが最初だったと記憶しています。
確かどこかのキャンプでブロガーの友人に「変わったことやってますね」と聞かれて、
「オガワさんのシステムを自作でやってみたんですよ。いわば”オガワ張り”かな」なんて答え、
すぐに数人がその後同様にやってくれ、それをブログなんかであげて広がっていったと思います。
まぁ、バズった(笑)わけです。
私は単に名前というか、やり方を真似ただけでなので、
このシステムをカタチにした当時の開発者Kさん、この方の功績もすごかったということです。
彼はアーデインはもちろん私も愛用するステイシー、名品ピルツ、ティエラなど世に送り、
現在もラインナップを飾っています。
もちろんそれは個人の功績というだけではなく、
ogawaという連綿と続く確固たるブランドパワーがあったからでもあります。
先週イベントのキャンプだったのでちゃんとしたサイトを張ってとはいかなかったのですが、
寝床として久々に張ったのは現在は廃版の「フレッサ1」という
ogawaの歴史で唯一だろうピンクカラーのテントです。
これです。
こんなのあったんですよ。シリコンコーティングという珍しいもので、まぁ、ポールの構造が見事な設計なんです。
変形のうお座。
このポールはDAC、つまりあのヘリノックスの会社です。
DACポールをいち早く取り入れたのもogawaでしたね。
そういうことを大声で言わないところがこのブランドのすごいところで、
いわゆる「職人気質」という伝統なんでしょう。
当然この時代それだけではなく、さらにユーザーとの交流から新たな製品が開発されていて、
新しい時代のogawaブランドへどんどん進化しています。
私が愛用するテントの5割は振り返ればogawa。
「小川張り」どころか、
キャンプ自体が「ogawaだけ張り」なのかも(笑)