夏と言えば「素麵=そうめん」ですよねー。
なんであんなに夏になるとそうめんを欲するのか・・・
でも考えてみると夏以外に欲しないというのもおかしな話。
それはそうめんが冷たいものという固定概念が邪魔してしまうんでしょうね。
なので「そうめん専門店」というのはまずないと思っていたら、
なんと、なんと、奈良にあったんですよ。しかも実にいいお店なんです、これが。
その名も「///// そうめん処 スルスル」
場所は奈良の町屋がならぶ、私の大好きな場所「ならまち」の一角。
このお店の前は1年前に通り過ぎていて、そのときはお店じゃなかったとおもいますので、
おそらく元々の町屋を居ぬきでお店を作られたのでしょう。
なんたって「そうめん」をお店に掲げるわけであれば単純な素麺ではないだろう。
なになに!鯛だし、しかも冷たい素麺ではない。
これはいくしかない!
こういうお店を探すていたんですよ!
絶対に期待できる。
さすが奈良まち。いいじゃないかー。
座敷もいいけど・・
あえて、カウンターにしよう。
カウンターも味がある。
さてメニュー。
なるほど、なるほど。
なるほど、なるほど。
なに!鯛だしそうめんだけでなく、鯛だしクリームそうめんだって!?
おっと!鯛だしトマトそうめんだって!
うーんこれもいいんじゃないか。
なんだ、なんだ、まぜそばならぬまぜそうめんまで!!!
しかもキーマカレーでまぜそうめんとは。
これもとっても魅力的だけど、
朝ごはん食べ過ぎたので(笑)あきらめ。
うううう、ヤバい。
はい、やはり基本形から。
「鯛だしそうめん」
いい感じだ。
ありがちなカッコ優先の華美な感じがあまりしない。
器も魅力的だ。
すっかりずっと見ていたくなる(笑)
ではそのつゆを。
むむ、出来る!これはいいぞ。
そうめんとのマッチングが抜群。
お互いがお互いを引き立ててる。よく研究されているなぁ。
こんなそうめんは会ったこともないし、
すっかり冷たいそうめんのイメージがどこかに忘れ去ってしまっている。
またこのそうめんは熱いスープにダレることがない上質なそうめんだ。
これはなんだ?
もしかしたら”クネル”か??
それにしてもうまいつゆ=スープだ。
東京でそうめんとしてこれを味わえることはまずないでしょうね。
上品な香の物。
奈良漬もこのくらいだといいアクセント。
途中ちょっとレモンを強めに味変。
ラーメンにおける水菜は意味のない彩りが多いとよくディスっていますが(笑)、
この鯛だしにはベストマッチでしたね。
ごちそうさまでした。
たいへん刺激的で、最後までワクワクが止まらずに食せました。
予備知識が全くないので、先入観ゼロだし、こういう出会いは本当にうれしい。
あ、これかぁ。
見た目しっかりした三輪素麺だ。
近藤豆腐店に続いていいお店を歩いて発見できました。