混乱の中で始まった Go To キャンペーン 。
いっぽうで新型コロナ感染者数増によってまたも発された東京の外出自粛要請。
混迷した毎日、この四連休や短い夏休み、行動を考えあぐねるみなさんが多いのではないかと思います。
そんな中、Go To キャンペーン を使っての旅行が難しい東京在住の方々が
その一つの代替えとしての選択肢に浮上してきたのがキャンプ。
いわば「Go To キャンプ」と言ってもいいかもしれません。
そのことは一部の報道でも見受けることできます。
ここでは400件のキャンセル待ちという言われ方をしていますが、
そのいきなりの数字に多くの方が「ええ!?」と思われるでしょう。
しかしそれは何日にわたってなのか、1施設だけなのか複数を言っているのか定かではなく、
数字というもののマジックにあまりとらわれなくていいと思います。
それよりもこの連休を前にしてキャンプ場さんが苦労されていたのが、
「Go To キャンプ」と「Not Go To キャンプ」が入り乱れていること。
どういうことかというと、
① 主に東京からのキャンセル、
② その反対で、ニュース通り旅行からキャンプへの切り替えでの予約問い合わせ
これらが同時に殺到したところが少なくないようです。
①はもっとややっこしいことに ③「キャンセル料は戻るのか」の問い合わせもあります。
そしてもうひとつ、
④ キャンプはGo Toキャンペーンを適用できるのか
の問い合わせ。
これははっきり言えば適用されません。
対象は「旅行商品」であり、「旅館業法」下にある宿泊施設かどうかです。
つまり、テントは自分の持ち込みですから施設を使ったことになりません(レンタルであっても同様)
しかし、キャンプの料金はもともととてもとてもリーズナブルですから、
キャンペーンの適用があるかないかで春秋せずともよいのではないでしょうか。
※ただしキャンプが代理店などで総合的な旅行商品に組まれていればキャンペーン対象になることはあります。極めてまれとは思いますが。
⑤ では、宿泊施設=コテージやグランピングはどっちなのか?
これも先ほど同様、「旅館業法」下にある宿泊施設かどうかですが、
そんなことを今いちいち調べられないので、
キャンプ場側がはっきりとHPなどで「適用になる」と謳っていない限りは、Go Toキャンペーン対象外だと認識すべきです。
おそらくグランピングだけの施設は対象になりやすいけれど、
キャンプ場のコテージはまず対象にはなりにくいでしょう。
改めて・・
①に関しては仕方ありません。東京からの移動を控えるという大命題ですので。これを無視しづらいですよね。
②は落ち着いて、よく考えて。
400のキャンセル待ちはオーバーにしろ、
通常何もなくても夏季はもうキャンセル待ちにあふれていることが多いので、あまり躍起にならずに。
そして・・ ③は、キャンプ場さんの苦しい状況をまず理解してあげてほしいです。
コロナでの混乱はキャンプ場の責任ではないし、もちろんキャンパーの責任でもありません。
たがいに困っているもの同士として、思いやってアクションをしていただければありがたいですね。
なかにはそういった状況を予想してキャンセルフリーを7月、8月に適用していたキャンプ場もあります。
都内を中心に新型コロナウイルスの感染者が増加していることを受け、下記の期間において、前日までのキャンセルに限りキャンセル料を免除いたします。発熱等の症状がある方はご無理をなさらずキャンセルをお願いいたします。
期間:2020年7月31日ご利用分まで
注意事項:
①オンラインでキャンセル処理をした方には、キャンセル請求の返信メールが送信されてしまいますが、入金は不要です
②当日キャンセルやノーショウ(当日無断で来ないこと)の方は、通常のキャンセル料がかかりますのでご了承ください
ケニーズ・ファミリー・ビレッジオートキャンプ場HPより
誰も経験したことのないこの新型コロナ禍の中で、理にそぐわないことが多々起こります。
致し方ないこととは思いませんが、とにかくできる限り慌てずに個々で落ち着いた行動をしていきたいですね。
キャンプに行けないこと、行けなかったことは、いずれまたその機会が巡ってくると信じたいし、
キャンプに行ける環境の人は、しっかりと現地や現地までの行動において新しい時代での「マナー、モラル、エチケット」の心がけをお願いしたいと思います。