中華処 晴天の「麻婆麺」に続いて、奈良で発見したとても良いお店です。
今のうちにお伝えしたく連続で。
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「大和茶」と言われるものがこんなに美味しいとは知らなかったなー。
じっくりと日本茶を嗜む機会がなくなった今日この頃、
改めて日本茶は味わい深いものだ、そんな実感を得たのが奈良にある
「おちゃのこ=御茶乃子」でした。
※この撮影は外出自粛呼びかけ、緊急事態宣言発令以前の過去の記録となります。
現在はまだまだ食べ歩きを自由にできるようには至っていませんが、今は役立つものではないにしろ、この先また全国の街に出られるときになってから役立つことを願い、ここで公開いたします。
さくら通り。
近鉄駅から続くアーケード「東向き商店街」の一本となり。
雨が降りそうな曇りの日。
この時はまだ人通りも少ないわけではありませんでしたが・・
この直後から奈良からは外国の人が消え、
そして日本人も徐々に少なくなり・・・
その途中の変則的なこの店舗です。
「御茶乃子」
喫茶店、お茶屋さん、というよりティーサロンですかね。
なので女性中心。
実は、台湾茶のお店でありました。
同時に、大和茶もいただけます。
今日の気分は断然大和茶。
県外からのトラベラーですから(笑)
!!
えらく安い!
となれば、葛餅の大和茶付きのが絶対にいい!
葛餅の葛こそ、奈良(吉野)が本場ですから。
これも迷ったんだけど・・
もし神様が「許す」と言ってくれたなら、全部たのむ(笑)
ほうじ茶ラテはブームですねー。
実はこのお店のかき氷は奈良でもトップレベルらしいですよ。
とかなんとかしている間に登場。
ガラスポットというのがまたよし。
ああ、これはいい香りだ。
そして旨い。
とても上品なんだけれど、美味しいという以上に「旨い」が似合うコク。
すぐにお代わり。
きれいな琥珀色。
それにしてもこの器、いいなぁ。
ずいぶんとお茶を長く嗜んだので、ここで葛餅へいこう。
これまた美しい葛餅ではないですか。
食べるのがもったいないような造形。
崩すのがもったいない。
しっかりしているので持ち上げるとこの通り。
まずはなにもかかっていないものを。
おお、なんと上品。
それにしっかりとした葛の味わい。
東京の葛餅というより、吉野の「葛切り」といったほうが合ってるかもしれません。
抹茶風味のきな粉。
ここでまた大和茶。
すっかり大和茶のとりこ。
さて、ここで蜜をかけましょう。
これもまたお茶風味。
なんだかさりげなく、そして細かく徹底されてます。
まだ大和茶がたっぷり残っていてうれしいなぁ。
結局このお茶が無くなるまでの1時間ここに留まりました。
私が独りお茶をして1時間を過ごすなんてきわめて珍しく、
それだけ居心地がよかったということです。
お茶を買って帰ろうと一瞬思ったのですけど・・・
やめました。
ここでの時間を記憶にとどめておくためには白紙のままで帰ろう。
かなり私にはインパクトがあったお店です。
正直お店に入る前は「みくびっていた」のが正直で、
こんなにクオリティが高いとは思っていませんでしたね。
なので直感で入って「アタリ」だったことが嬉しかったですね。
お気に入りのお店がまた一つできました。